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歯列矯正で歯が移動すればするほど、上下の歯の噛み合わせも変化します。2年以上の治療期間は長いように思えても、20年以上かけて出来上がったかみ合わせのシステムに比べれば短期間です。歯列矯正による噛み合わせの急変に歯や体がついていけず、さまざまな症状が全身に現れ苦しむことになるのです。歯列矯正と全身症状の関連については、拙著『歯科医は今日も、やりたい放題』(三五館)を参照してください。
歯を移動させながら正しいかみ合わせを維持することは、まず不可能です。実際、歯はキレイに並んでも上下の歯がかみ合わず、食事ができなくなる例は多数あります。これでは、本末転倒です。
歯列矯正は、歯をキレイに揃えるスペースを確保するために健康な歯を抜くことも多く、このことも歯列矯正の負の側面です。
歯列矯正をしたすべての人に深刻な副作用が出るわけではないのですが、副作用の出現の有無が事前に判断できないことと、副作用が現れた場合の補償がないことが歯列矯正の最大の欠点です。
高額な矯正費用と引き換えに不健康を手に入れるという悲劇が、実際に多数起きているのです。歯列矯正後の副作用に苦しんだ人たちは、異口同音にこう言います。
「こんなことになると知っていたら、歯列矯正などしなかった」
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