牧野知弘「ニッポンの不動産の難点」
外国人マネーが日本の不動産を手離し&売り始めている…不動産市場、後退局面入りか
文=牧野知弘/オラガ総研代表取締役
日本が今、最もやるべきことは、他国の失策に頼るのではなく、投資マネーが魅力的と感じる、国としての「成長性」や「可能性」を感じる政策を掲げ、実行していく胆力を示すことである。
インバウンド(外国人訪日客)が増えたといってはしゃぐのではなく、外国人が国内で普通に生活し活動できる環境をつくることである。そのためには、今の日本には制約が多い。ウィンブルドン方式を捨てた英国にかわって日本は日本オープンを開催できるかどうか、今はその指針を示す時なのだ。
(文=牧野知弘/オラガ総研代表取締役)