ビットコイン、絶対NGな保存方法とは?ハッキングされる危険が激増
――もし、そのUSBを失くしてしまったらどうすればいいですか?
藤田 実は、USB自体は失くしても大丈夫なんです。一番大事なのは「復元コード」です。
USBウォレットは最初にいくつか設定をするのですが、そのときに復元コードを書き取りするように指示されます。いってみれば、昔ファミコンのゲームであった「復活の呪文」のようなものです。これをノートなどに書き留めて保管しておけば、たとえUSBを失くしてしまっても、インターネット上の別のウォレットに自分のビットコインを復活させることができるんです。
誤解されている方が多いのですが、USBウォレットには「仮想通貨そのもの」が入っているわけではないんです。入っているのは、仮想通貨にアクセスできる「秘密キー」が暗号化されたデータです。それを取り出すのに復元コードが必要になります。
もちろん、USBを失くさないようにするのが一番いいのですが、そのメモを大切に保管することを忘れてはいけません。ビットコインや仮想通貨は目に見えないものなので、私たちが普段使っているお金にくらべて、どうしてもセキュリティに現実感が持ちにくいのだと思います。だからこそ、いつも使っているお金以上に気を使って安全性を確保しておくことが大切になるんです。
(構成=編集部)
(第3回へ続く)
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