ビットコイン、絶対NGな保存方法とは?ハッキングされる危険が激増
――実際にビットコインを買うにはどうすればいいですか?
藤田 街の銀行やATMなどから、取引所の口座に「円」を入金します。取引所によって異なりますが、数十分から数時間で入金が反映されるので、あとはその取引所で扱っている仮想通貨の数量を指定して買うだけです。
購入は空港の両替所をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。たとえば、アメリカに行くときに「円」を「ドル」に替えますよね。それと同じように「円」を「ビットコイン」に替えるわけです。このとき、日によって1ドルが110円だったり120円だったりしますが、仮想通貨も同じように、そのときのレートによっていくらでどのくらいの仮想通貨が買えるかが変わります。
ビットコインが使えるお店はどのくらいある?
――買ったビットコインはどこで使えますか?
藤田 ビットコイン決済ができる場所は、リアル店舗でもインターネット通販でも、かなり増えてきています。
リアル店舗なら、家電量販店の「ビックカメラ」、メガネ販売店の「メガネスーパー」、中国料理店の「聘珍樓(へいちんろう)」などは全国で使えます。また、家電量販店の「コジマ」やパソコンショップの「ソフマップ」も一部店舗でビットコイン決済に対応しています。
インターネット通販では、DVDレンタルやオンラインゲームで知られる「DMM.com」や、家電、食品などの分野でいくつかの販売サイトがビットコイン決済に対応しているようです。
――ビットコインで支払いができるお店は、今後も増えていきますか?
藤田 増えていくと思います。というのも、仮想通貨決済は企業側にもメリットが多いからです。
まず、手数料が安いんです。クレジットカードで買い物をすると、販売者も3~7%程度の手数料を取られるといわれていますが、仮想通貨決済の手数料の業界水準は1%だといわれています。
さらに、手元への着金が早いということも挙げられます。クレジット決済の場合、早くても翌月にクレジット会社から支払があることがほとんどかと思いますが、仮想通貨なら即座に着金するので資金繰りの面でもメリットがあります。
また、ビットコイン決済は導入コストが実質ゼロ。クレジットカード決済を導入するにはカードの読み取り機が必要ですが、これには数万円のコストがかかります。ビットコイン決済の場合、アプリを入れれば誰でもできるのでコストがかかりません。スマホを持っていれば、それが決済システムになってしまうのです。
こうした理由から、ビットコインで支払いができる店舗が増える可能性は高いと思います。
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