西山美紀「貯蓄スキルの高め方」

30~40代男性が失敗しないスーツの選び方「6ポインツ・メソッド」とは

スーツ代は月収の2~3割が目安

 ちなみに、一般のビジネスパーソンがスーツを買うとき、予算はどれくらいが適当なのでしょうか。

「目安としては、スーツ1着で月収の2~3割をイメージしていただくといいと思います。ただし、あくまでも一般的な目安。おしゃれが好きで、もっと高いものを買いたい人もいらっしゃるでしょうし、お金があっても安いものを買いたい人もいらっしゃいます。それぞれの価値観に合わせていただけたらと思います。

 とはいえ、スーツは毎日のように着るものですし、良質のものであれば長く着られるので、結果的に確実な“投資”になります。最近はIT化や工場の効率化でスーツづくりの技術が進歩し、安価で入手できるセミオーダースーツも身近になりました。人間の体は左右対称ではないので、特にぽっちゃり、やせ気味の体型の方は、セミオーダーにトライしてみてもいいと思います」(同)

 寿命が伸びた現代は、長い人生を生き抜いていくためにスキルアップや貯蓄は必須です。また、1日の多くを占める仕事の時間を、より充実したものにしたいのは誰でも同じでしょう。そこで、自分に合うスーツを選ぶことで、ムダな出費が減り、ビジネスがうまく回るのではないでしょうか。

 次回は、ムダなお金をかけずにビジネススタイルをランクアップする方法について、さらにたかぎさんのお話をお伝えします。
(文=西山美紀/マネーコラムニスト)