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山崎俊輔「発想の逆転でお金に強くなる『お金のトリセツ』」

株価下落の今「すぐ売るべき人」「売ってはいけない人」…確実に儲けられる積立投資

文=山崎俊輔/フィナンシャル・ウィズダム代表
株価下落の今「すぐ売るべき人」「売ってはいけない人」…確実に儲けられる積立投資の画像1「Gettyimages」より

顔面蒼白になるほどの下げ相場?

 少し前、2018年の10月くらいまでは「バブル後最高値更新」と騒がれたように、株価が好調なイメージがありました。実際、投資初心者でも多くの人が利益を出していたのではないでしょうか。「オレ、才能あるんじゃね?」と勢いづいていた人もいるでしょう。

 ところが冬の寒さが厳しくなり始めた年末にかけて、一気に株価が下がり始めています。この原稿は大納会(2018年12月28日の最終取引日)直後に書いていますが、日経平均株価はなんとか2万円に回復して終えたものの、ピーク時(2万4448円)からすれば20%くらい一気に下がったことになります。

「世界経済の減速懸念」と報じるニュースもありますし、各国が金融緩和政策を終わらせようとしており、「クスリ」が切れた症状と述べる人もいます。2019年のマーケットについても下落を予想する人が増え始めているようです。

株価下落の今「すぐ売るべき人」「売ってはいけない人」…確実に儲けられる積立投資の画像2『共働き夫婦 お金の教科書』(山崎俊輔/プレジデント社)

 しかし、これくらいの下げなら、はっきり言って「かわいいモノ」です。あなたがもし、12月25日の思わぬクリスマスプレゼント(1日で1000円くらい下がった)に仰天し、証券会社のアプリにログインして顔面蒼白となっていたのであれば、それは投資経験の浅さを物語っています。

 10年ほど前にやってきたリーマンショックは、こんなものではなかったからです。2008年8月の終値で日経平均株価は1万3072円でしたが、9月末で1万1260円、10月末で8576円と下がりました。最安値では10月の途中に6995円まで記録しています。

 割合にしてみると46%くらい下がっているわけですから、下がり具合が強烈であったことがわかります。ちなみに日経平均株価が1万3000円台を取り戻したのは2013年4月末でしたが、なんと回復には4年半もかかったことになります。

 リーマンに比べれば小さい下げ相場であったのに、それでもあなたが急落に肝を冷やしたのであれば、運用のスタイルを見直しておく必要があります。今回はそのヒントを紹介してみたいと思います。おそらく、イケイケの相場のときには誰も教えてくれなかった投資のヒントになるかもしれません。

株価が急落したとき、まず「全体」を見よう

 株価が急落したとき、投資初心者にとってそれが初体験であるとパニックになります。しかしまずは、あなたの投資状況をしっかり整理、判断することからスタートです。

山崎俊輔/フィナンシャル・ウィズダム代表

山崎俊輔/フィナンシャル・ウィズダム代表

1972年生まれ。中央大学法律学部法律学科卒業。企業年金研究所、FP総研を経て独立。個人の資産運用や老後資産形成のアドバイスが得意分野。日経新聞電子版やYahoo!ニュースなど多数連載を持つ。月間PVは200万以上。
フィナンシャル・ウィズダム代表 ファイナンシャルプランナー
financialwisdom

Twitter:@yam_syun

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