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このクーデターが失敗に終わったからこそ、日本は15日に終戦を迎えることができたわけだが、事件をめぐって繰り広げられる収拾劇には「戦争を終わらせることの難しさ」が嫌というほど映し出されている。
宮城事件はいかにして失敗に終わったのか。これが本作の最大の読みどころであり、事件の詳細は本を手に取って確かめてほしい。
本作には「このとき、この人が違う発言・行動を選択していたら…」と息をのむシーンが幾度となく登場する。そして、一つひとつのシーンをとおして、各登場人物が「歴史の流れ」に呑み込まれていく様がありありと伝わってくる。
本作は、戦争の終結に命を賭けた人々がいたことを知ることができる、貴重な一冊だ。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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