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■「プラス思考」よりも現実を受け入れてからスタートする
何かを変えるときには必ず障害が出てくる。その障害に屈しない心は必要ではあるが、そんなときプラス思考で乗り切ろうと思ってはいけないと棚橋選手は説く。
視点や解釈を変えて物事をプラスにとらえようと思っても、次第に解釈しきれないことが出てくる。すると、どこかで自分にとって都合の悪いことを「なかったこと」にしてしまう。それでは現実の問題から目を背けているのと同じだ。
プロレスの本質は「相手の技を受けること」にある。棚橋選手は、どんなに最悪な状況でも、まずはしっかりと現実と向き合い、覚悟を決めて現実を受け入れた。 だからこそ、「何をしなければいけないのか」「どこから変えるべきなのか」ということが考えられるようになったのである。
そうやって現実を受け止め、少しずつでも行動を起こせば、会社や組織を変える糸口は必ず見えてくるはずだ。
逆境に立たされた組織やチームの変革に立ち向かう勇気と行動力。そして着実に成果を出す戦略。棚橋弘至という希代のプロレスラーから学べることはきっと多いはずだ。
(ライター:大村佑介)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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