大成功した人の8割に、驚きの共通要因が判明…なぜ元アパート清掃員の主婦が年収1億に?
幸せな人生を送るための方程式が変わってきた
昨年に日本人で最高の稼ぎを上げたユーチューバーは年収5億円ともいわれ、スウェーデンでピューディパイを名乗る青年のユーチューバーは、2016年に17億円を稼いだとされています。
あくまで筆者の個人的な感想ですが、ユーチューブ上で彼らの動画を見てみると、特別に驚くに値しない内容だと感じるのですが、そこには多くの視聴者を集める独特の魅力があり、媒体価値の広告効果やパーソナリティ効果によって、抜群の集客を挙げた結果が、こうした莫大な報酬につながっているわけです。これが、図らずも「オレも何かやってやろう」と多くの人たちを駆り立て、ユーチューブ・ビジネスに乗り出す人が続々増えているゆえんでもあるのでしょう。
ひと昔前には、考えられなかった「個性」や「才能」が日の目を見て、大きな収入と結びつく時代になっていることが、よくわかるのです。
最近、こうした成功者を眺めるうちに、しみじみ思うのは、かつてのように「学歴」や「職歴」といったものと、「才能」とは、まったく合致していないということです。つまり、小・中学校で勉強して、偏差値の高い高校・大学を卒業して、一流大企業に入り、そこそこ出世して子会社の役員や社長になって人生終わる――といった過去の「成功スゴロク」が、まったく意味をもたない時代になりつつあるのです。
むしろ、かつては人生の安定に結びついていた高学歴や高い職歴が、かえって人生の足枷になり、「個性」や「才能」の可能性をついばみ、老後の貧困を招きかねない時代といえるほどなのです。学校の先生や親が教えてくれた、人生の安定した「生き方」そのものが、かえって不安定になっているという現実に慄然とさせられます。
自分の「個性」や「才能」を磨き、爆発させる時代
筆者は、ビジネスと心理学を切り口に、さまざまなビジネス現場での臨床対応や執筆活動を行ってきましたが、近年は「個性」と「才能」で会社員の枠を超えていくような取り組みをしないと、収入の天井も低いままのつまらない人生になってしまう時代だとつくづく感じています。1990年代後半からのネット社会の到来以降、確実に時代が変わったなということを実感させられています。ネットの時代ですから、金をかけずにビジネスを試してみるということも、非常にやりやすい環境が整ったことが大きいのでしょう。
大企業さえもが「副業」に理解を示すようになったことも、もはや従業員に高額報酬を払いたくないという明確な意思の表れともいえるのかもしれません。