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自部門の人間の情報を持っているのは、管理職なら当然だろう。しかし、外部とつながりを持ち、いざというときにその人たちの力を借りたり利用したりできるかどうかが、管理職としての真価だ。
携帯電話の電話番号リストに、自部門以外の人が何人載っているか。また、今すぐ電話して、「あれ、どうなってるの?」と聞ける人が何人いるかという視点で、自分の中の「手駒」をカウントしてみるといいはずだ。
■部下に嫌われる覚悟で「カード」を使い分ける
管理職の大きな悩みのタネと言えば「部下とのコミュニケーション」だろう。一昔前のパワーマネジメントは、今では大ヒンシュクもののため、今では、とにかくほめて、笑顔で接して、嫌われないようにするのが良いとされている。
しかし、著者は、ほめる一辺倒は考え物だという。なぜなら、「いつもニコニコ」というカード一択では、部下になめられてしまうからだ。
ダークな管理職になるなら、時に嫌われることを覚悟の上で、状況に応じた接し方をするべき。「厳しく叱咤激励するカード」「ほめて相手のやる気を引き出すカード」「理詰めで議論を深めるカード」「有無を言わさず押し切るカード」など、違う種類のカードを使い分けるのだ。
管理職には、部下から不満の声が上がったり心情的に敵に回したりするような決断を下さなければならないときもある。そんなとき、「あの人キライ」と言われても「それがどうした」と開き直れる精神的なタフさも必要なのだ。
(ライター/大村佑介)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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