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リビアスの場合、「専門教育」と「マネージメント教育」で社員教育の3割、残りの7割を「組織的価値観の共有」の教育にあてているという。つまり、リビアスの人材の強さを生んでいるのが、この「価値観教育」なのだ。大西氏は、「価値観を共有できれば、会社のことを好きになります。会社を好きになれば、会社のことを一生懸命に考え、共に成長したいと考えるようになります」と語っている。
本書を読んでいると、リビアスのユニークさ、多様さに驚かされる。
例えば「スーパー銭湯で1000円カット」という発想は目からウロコだろうし、「新卒大学生の採用」という方針は理美容業界では異例のこと。理美容業界は新卒の場合、その多くが高卒や専門学校卒での採用だからだ。
そんな中、リビアスは大卒採用を積極的に行い、自らリビアスを気に入り、「この会社に入りたい」と思う新入社員を採用することに成功している。
「働き方改革」が叫ばれる昨今、経営者は社員が気持ち良く働ける環境をいかにつくるか、試行錯誤しなければいけない。「リビアスを働きやすい会社だと感じて、皆さんがいきいきと働いている姿が、今では私の仕事のモチベーションであり、誇り」と語る大西氏。「パートナー」を大切にするリビアスの取り組みは、非常に参考になるだろう。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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