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学歴も頭も良いのに、面接で落ちる人…「入社後にやりたいことは?」への落ちる回答

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「Thinkstock」より
「入社後に、あなたがやりたいこと、実現したいことはなんですか?」――新卒入社でも中途入社でも、採用面接の際にはこのような質問をされるのではないだろうか。

 面接での質問は、表面的な言葉のやり取り以上の意味を持つというのは、必ず押さえておくべき鉄則である。例えば、「自分を動物にたとえなさい」などの想定外の質問には、論理やアドリブといった総合的なコミュニケーション能力を見る意味がある。

 そのような観点で見ると冒頭の質問は少々特殊で、そこには3つの意図が含まれている。今回は、この質問の持つ裏の意味を解説しておこう。今後、採用面接を受ける際に、きっと役立つはずだ。

・その1 将来的なビジョンがあるか

「ゆくゆくは世界に通用する営業マンとして、グローバルに御社を引っ張っていきたいと思います」

 このような回答をした場合、とりあえずグローバルに活躍するというビジョンは見て取れる。したがって、ビジョンの有無についてはクリアしているとみていいだろう。ちなみにビジョンが必要だとする理由は、ビジョンがない人は「とりあえず正社員になりたい」レベルであり、成長するモチベーションに欠けるためだ。

「特にありません」と答えるのは論外だが、慌てて適当に頭の中にあるキーワードをひねくり回すのも、すぐに見抜かれるのでよろしくない。やはり、学生時代を通じてある程度の社会経験を積み、「こういうキャリアを伸ばしたい」というビジョンを育てておくのが理想である。

・その2 その実現のために臨機応変に動けるか

「まずは一営業マンとして、御社の強みやカラーを一から現場で学ばせてもらい、強力に提案できる営業力を身につけたいと考えています。その上で、ゆくゆく世界に通用する営業マンとして、グローバルに御社を引っ張っていきたいと思います」

 ビジョンが素晴らしいものであればあるほど、そこに到達するまでの道筋は果てしなく険しくなるものだ。当然、立派なことを言われた面接官は「でも本当にそれを実現できるの?」と考える。ここに第2の意図が隠れている。そのため面接で他者に勝とうと思えば、この意図に対する補完は必須である。

 筆者の意見は、文中にシンプルにそこに至るまでのキャリアビジョンを混ぜておくというものだ。これで「大言壮語する人なのか」という疑惑は晴れ、不思議なほど「泥臭い仕事も辞さない、いい人」というイメージが増す。