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パンや乳製品で脳機能低下の危険?ジョコビッチ、強さの秘密は食事だった!

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2011年全豪オープン優勝時のノバク・ジョコビッチ(「Wikipedia」より/KnowIG)
 世界ランキング1位のセルビア出身プロテニスプレーヤー、ノバク・ジョコビッチ選手は、6月29日~7月13日まで開催された全英(ウィンブルドン)も圧倒的な強さを見せつけ優勝し、グランドスラム(全英、全米、全豪、全仏の4大大会)の通算優勝回数を9に伸ばした(全仏では優勝経験なし)。

 そんなジョコビッチ選手も世界ランキング3位で伸び悩んでいた時期があったが、「集中力と体力を保てなかったのは、食事に含まれていた植物性タンパク質のグルテンの影響だった」と、自らの著書『Serve to Win』の中で告白している。

 ジョコビッチ選手は、簡易検査によってグルテンに対して過敏性があることが判明し、14日間グルテンを断ったところ、体重が減るとともに体の調子が良くなり、コート上でもこれまでにないスピード、柔軟性、集中力を発揮することができた。反対にグルテンが含まれているベーグルを食べた翌日は、目が覚めると二日酔いのように頭が重く、体の切れも悪くなって体力がフルセットもたなかったという。

 ジョコビッチ選手はそれ以来、グルテンが含まれている小麦粉製品を完全に断ち、乳製品は避けて大豆プロテインのシェークを飲み、アボカドやカシューバターをたくさん食べ、砂糖はごく少量にとどめている。このグルテンフリーダイエットを取り入れてから、テニスの快進撃が続いているのだ。

『「いつものパン」があなたを殺す』(三笠書房)の著者デイビット・パールマターは、グルテンは腸管でアレルギーを起こすだけでなく、脳にダメージを与えていると警鐘を鳴らす。グルテン由来の成分は、脳のオピオイド受容体に結合することが知られている。オピオイド受容体が塞がれると、脳の情報伝達が抑制されて反応が鈍くなる。

 グルテンは、ジョコビッチ選手にとって栄養や筋力の問題ではなく、試合中の集中力や相手のサーブやリターンに対する反応性など、脳の機能に影響を与えていたと考えられる。つまりジョコビッチ選手の快進撃は、脳のオピオイド受容体がグルテンから解放された結果といえるのかもしれない。
(文=白澤卓二/医学博士、順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授)

●白澤卓二
1958年神奈川県生まれ。医学博士。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授、バイオフィリアリハビリテーション学会理事長、日本ファンクショナルダイエット協会理事長、日本アンチエイジングフード協会理事長。千葉大学医学部卒業、同大大学院医学研究科修了後、東京都老人総合研究所、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーを経て現職。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究など。テレビ、雑誌などでの老化防止策のわかりやすい解説に定評がある。

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