最近、銀行の通帳を見たのはいつでしょうか。先月引き落とされたクレジットカードの明細は、チェックしたでしょうか。
筆者が最近お会いした方の中には、「もう2年以上、銀行の通帳を見ていない」「クレカのウェブ明細はパスワードの入力などが面倒なので、基本的に放置。引き落とし額だけをざっくり見ている」という方もいました。
確かに、通帳が手元になくても、キャッシュカードさえあればお金の出し入れができますし、インターネットバンキングでは簡単に振り込みや残高確認ができます。クレカの明細はウェブ化が進み、郵送で手元に届くことも減りました。カード会社からのメールマガジンなどで「今月の引き落としが確定されました。明細はこちら……」というお知らせがあっても、アクセスしないでメールを削除している人もいるかもしれません。
銀行の通帳やクレカの明細を見なくても、誰からも何も言われないもの。しかし、実は“お金が貯まる”という視点で考えると、通帳や明細はじっくりとチェックしておきたいのです。なぜなら、これらを定期的に見ることで無駄な出費に気づき、確実に貯蓄につなげることができるからです。
明細を見れば無駄遣いが一目瞭然!
クレカの明細がウェブの場合は、サラッとでもいいので、必ずチェックしましょう。カードの枚数が多いと、それだけチェックする手間も増え、紛失しても気づかない恐れがあるため、使わないカードはさっさと解約してしまうのがおすすめです。
いざ明細を見てみると、「このネットショッピングは何だったかな……?」と、何に使ったのか思い出せないこともあるのではないでしょうか。思い出せないようであれば、実はそれは不要な出費かもしれません。
また、「Suicaで合計3万円? いったい何に使ったんだ?」などと、電子マネーのチャージ代がかさんでいることに気づく人も多いようです。仕事に必要な交通費などならいいですが、毎日ちょこちょこ買っているドリンクやお菓子、おつまみなどであれば、少しずつセーブしたいですね。
また、携帯電話の料金をカード払いにしている人は、あらためて1カ月でどれくらいの額なのかをチェックしましょう。プランや使い方にもよりますが、1万円を超えていたら、要注意。内訳をチェックすると、意外な無駄に気づくかもしれません。契約時に入った不要なオプションがそのままになっていたり、通話の機会は減ったのに「かけ放題」などのプランになっていたり……ということはないでしょうか。