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秋津壽男「正しい医療or間違った医療はこっち!」

冬の究極の寒さ対策で劇的効果!服装・食事・風呂でちょっとひと工夫!

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「Thinkstock」より
 この時期、女性だけではなく男性の冷え性も増えています。スニーカー型のおしゃれソックスは足首がむき出しで、冷え性の原因になります。


 寒さ対策には、皮膚の表面近くの太い血管や動脈を冷やさないことがポイントです。首、手首、足首と3つの“首”を防寒するだけでグッと違います。太い動脈が通っている部位を冷やさないように注意してください。外出時ならマフラーや手袋、ブーツなどを着用し、室内でも防寒対策をしっかりと。足首に使い捨てカイロを貼るのもいいです。

 お風呂は冷え性の友です。忙しくてもシャワーではなく、湯船につかりましょう。カラスの行水のような江戸っ子の熱いお風呂では、皮膚の表面しか温まりません。ぬるめのお風呂に長い時間入るのがおすすめです。炭酸系の入浴剤は非常に効果が高いです。ぜひ試してみてください。

 せっかく風呂で温まっても、その後すぐに体が冷える方もいます。そんな方に効果的な方法は、ぬるめのお風呂でゆっくり体を温めた後、浴室から出る前に冷水で絞ったタオルで体をふくことです。入浴中に拡張した体表の血管から体温が逃げないように、表面を冷やして血管を引き締めるのです。

 慣れてきたら、ひざから下に冷水をかけたり、25℃程度のぬるま湯で全身にシャワーを浴びてもよいでしょう。一瞬寒いですが、すぐに体がホカホカして、冷えて眠れないということがなくなりますよ。

 朝夕と昼間の温度差が大きい時期ですから、服は重ね着して、気温に応じて羽織る・脱ぐが調整できるようにしましょう。

 また、寒さ知らずの体づくりには、食生活も重要です。しょうがや唐辛子など体を温める食材を積極的にとりましょう。特に鍋物はおすすめです。食材を煮ることで消化吸収がよくなり、スープに溶け出した栄養素を無駄なくとることができます。温かい料理を食べ、体を内側から温めて免疫力をアップしてください。 
(文=秋津壽男/総合内科専門医、秋津医院院長)

●秋津壽男(あきつ・としお)
秋津医院院長、総合内科専門医。大阪大学工学部醗酵工学科を卒業後、和歌山県立医科大学医学部に入学。循環器内科に入局し、心臓カテーテル、ドップラー心エコー等を学ぶ。その後、東京労災病院等を経て、1988年に品川区戸越銀座に秋津医院を開業。現在、『主治医が見つかる診療所』(テレビ東京系)にレギュラー出演中。著書に、『長生きするのはどっち?』『ガンにならないのはどっち?』、古いワインの解説書の『古酒礼賛』などがある。