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日本人をカモにするタイ「ゴーゴーバー投資詐欺」が危ない!不動産投資詐欺にも拡大中

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「Thinkstock」より

タイで蔓延する「ゴーゴーバー投資詐欺」


 日本人にも有名な、タイのバンコクやパタヤなどの“ゴーゴーバー”と呼ばれる風俗店。もともとはベトナム戦争の頃にアメリカ軍相手の風俗業として発達したもので、その後はタイの夜の街に定着し、ひしめき合うほど多くの店舗が営業している。

 タイの法律においては日本同様に管理売春は違法であるため、ゴーゴーバーは存在自体が違法だが、世界中から観光客が集まりお金を落とすため、本格的に取り締まられることはなく営業している。

 このゴーゴーバーをめぐって、日本人にこんな投資話が持ちかけられている。

「ゴーゴーバーに1500万バーツ(約5000万円)ほど投資をすれば、毎月150万バーツ(約500万円)以上儲かります。1年もせずに投資資金は回収でき、その後は全部利益になりますよ! これが投資するゴーゴーバーの実際の帳簿なんですが、こんなに利益が出ているんですよ。ぜひ、投資しましょう!」

 ゴーゴーバーは、それを取り締まるタイ現地当局と店舗が“良い関係”をつくることで、違法にもかかわらず本格的な取り締まりをされず営業が許されている。この投資話の実態は、そうした“良い関係”を作るための見えにくい費用が載っていない帳簿をつくり、その帳簿を見せて儲かっているかのように装って、日本人からの投資を受ける詐欺の手口なのだ。

 まんまと日本人を騙して投資させ金が得られると、その直後にタイ現地当局との良い関係などを店は配慮しなくなるため、当局の取り締まりが厳しくなり、店はすぐに潰れることとなる。その後、投資した日本人には「今回は運悪く、手入れで潰れてしまった」と伝え、投資金を奪うというのが“ゴーゴーバー投資詐欺”の手口だ。

 この詐欺の手口は、運悪く手入れが入ったことによる倒産を装うため、詐欺の立証が難しい。被害をタイ警察に言っても、タイの現地当局がかかわる話なので動くことは難しい。かといって被害を日本の警察に言っても、海外における詐欺の立証が難しい上に、タイ現地での違法行為をする店へ投資をしていた人間を救済するために、日本の警察としては動きづらい。そのために日本人に被害が蔓延している投資詐欺の手口だ。

タイ軍事政権発足、夜の街への影響


 2014年、タイは軍事政権となり、地元警察の腐敗した幹部などが続々と更迭される事態となった。そして現地では、警察よりも軍が現地当局における実権を掌握する傾向が強まっている。今やバンコクやパタヤなどの夜の街の主要なゴーゴーバーでも、店で客がケンカをすれば、警察だけではなくて軍までやってきて、軍により店が営業停止にさせられ潰されるという事態となっている。