一風堂、「サイズ2分の1」ラーメン店で業界に旋風!麺ぬき、パクチー担々麺がヤバイ!
食いしん坊マーケティングの山田まさるです。今回のテーマはズバリ! ラーメンです。もちろん、食レポの聖域「ラーメン」に真正面から挑むようなことはいたしませんので、ご心配なく。ラーメンの味についてのうんちくではなく、これからのラーメンの進化について少し考えてみようと思います。
唐突ですが、自動車業界に未来があるように、ラーメン業界にも未来があるはずです。クルマの進化の方向が環境対策と自動運転だとしたら、ラーメンはどこに向かって進化していくのでしょうか。
そのヒントをおいしくいただけるのが、東京・ルミネエスト新宿7Fにある、今年4月27日にオープンした「2ぶんの1風堂(ニブンノイップウドウ)」なんです。
ご覧のように、このお店はかなり洗練された風貌です。一風堂といえば、1985年に博多の大名で「博多一風堂」として始まったラーメン店です。創業当時からギトギトで強烈なとんこつ臭を放つラーメンとは一線を画したニュータイプなラーメンとして、業界にその名の通り“一陣の風”を吹き込みました。
定番「赤丸新味」「白丸元味」は、いずれも「シンプル」で「すっきり」、でも「こく」「芯」のあるお味です。95年に東京(広尾)進出、08年には米ニューヨークに海外1号店を出店した業界の雄です。
さて、その一風堂が「イチ」ではなく「ニブンノイップウ」と洒落た理由は、このお店のラーメンのサイズがすべて1/2だからなのです。さらに、麺の糖質も1/2です。しかも値段も1/2だとうれしいのですが、お値段は据え置きといったところです。
あと、こんなメニューがあります。女子に大人気のパクチーをふんだんに使った「1/2香菜(シャンツァイ)坦々麺」(800円)さらに、麺抜きのとんこつスープに豆腐を1丁入れた「白丸とんこつ百年豆腐」(税込み790円)。メニューのカロリー表示は当然として、麺の糖質表示も徹底しています。
せっかくなので、この2つを注文しました。店員さんは「どちらを先におつくりしましょうか?」。確かに、いっぺんに出されたら麺がのびる。そこで私は迷わず、「ラーメンをあとでお願いします!」と答えた。ここからは実況中継でどうぞ。