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石原結實「医療の常識を疑え!病気にならないための生き方」

ゴボウと山芋、精力低下と老化防止に劇的効果!40代からの下半身の衰えが万病の元!

文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士
ゴボウと山芋、精力低下と老化防止に劇的効果!40代からの下半身の衰えが万病の元!の画像1「Thinkstock」より

「生成老死」という言葉は、人(生命体)は「生まれて、成長した後は老化していき、やがて死を迎える」という意味だ。よって、成長が終わると、密かに老化がしのび寄ってくる。だから成長が終わる20代頃より、すでに老化が始まる、という説もある。

 一般的に、誰しも40歳を過ぎると心身の衰えを感じるものだ。尻が垂れ下がり、大腿(太もも)が細くなり、なんとなく下半身が寂しくなり、力がなくなってくる。その結果、下半身の筋力低下で体重が腰や膝に直接かかることによる腰や膝の痛み、こむら返り(ふくらはぎの筋肉の硬直)、インポテンツ(精力低下)、夜間頻尿などの下半身の症状が発症しやすい。

 こうした症状と並行して、糖尿病、高血圧、痛風、脂肪肝、心筋梗塞、脳梗塞、がんなどの内科の病気にも罹りやすくなる。なぜなら、過去の本連載記事で説明したように、筋肉には、

(1)糖や脂肪の低下作用
(2)降圧作用(血圧を下げる)
(3)冠動脈を広げて心筋梗塞を防ぐ作用
(4)がん細胞をやっつけるNK細胞(白血球の一種)の活性を増す作用

などがあるからだ。

「腎虚」

 さて、こうした下半身の筋力の低下からくる老化現象を、漢方では「腎虚」という。漢方の「腎」は西洋医学でいう腎臓はもちろん、ストレスが生じたときにアドレナリンやコルチゾールを分泌する副腎、生殖器、泌尿器(膀胱や尿管、尿道)も含め、「生命力そのもの」を指す。

 その「腎」が虚している=弱っている、すなわち「生命力の衰えた状態」が老化、精力低下やさまざまな生活習慣病(高血圧、心臓病、糖尿病、脳卒中、がんなど)を惹起してくると考えられる。

 腎虚に陥る(老化する)と、比例して弱ってくるところが目や耳で、疲れ目、かすみ目、老眼、耳鳴り、難聴などの症状が出現しやすくなる。

 以上より、「腎虚」の原因は下半身の筋肉(量、力)の低下である。よって、老化を防ぐには日頃ウォーキングをはじめ、スクワット、ももあげ運動やかかとあげ運動、テニスや水泳など、なんでもよいので下半身を中心とした運動を励行することが大切だ。

「相似の理論」

 そして食生活。漢方には「相似の理論」といって、一見荒唐無稽ではあるが、宇宙や生命の真理をついた理論がある。端的にいうと、「形の似たものは、似たような働きがある」というものだ。飛行機が鳥に似せて、船は魚に似せてつくられているのも、相似の理論の応用だろう。

石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

1948年長崎市生まれ。長崎大学医学部を卒業後、血液内科を専攻。「白血球の働きと食物・運動の関係」について研究し、同大学大学院博士課程修了。スイスの自然療法病院B・ベンナー・クリニックや、モスクワの断食療法病院でガンをはじめとする種々の病気、自然療法を勉強。コーカサス地方(ジョージア共和国)の長寿村にも長寿食の研究に5回赴く。現在は東京で漢方薬処方をするクリニックを開く傍ら、伊豆で健康増進を目的とする保養所、ヒポクラティック・サナトリウムを運営。著書はベストセラーとなった『生姜力』(主婦と生活社)、『「食べない」健康法』(PHP文庫)、『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、石原慎太郎氏との共著『老いを生きる自信』(PHP文庫)、『コロナは恐くない 怖いのはあなたの「血の汚れ」だ』など、330冊以上にのぼる。著書は韓国、中国、台湾、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、タイなど世界各国で合計100冊以上翻訳出版されている。1995~2008年まで、日本テレビ系「おもいッきりテレビ」へのレギュラー出演など、テレビ、ラジオ、講演などでも活躍中。先祖は代々、鉄砲伝来で有名な種子島藩の御殿医。

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