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日産、万年5位脱出へタブー破りの改革始動…だが三菱自内部には救いようない白けムード蔓延

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 このスカウト人事はディーラー業界を驚かせた。庄司氏は独VWの日本法人、フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ)の社長を務めていた人物だったからだ。

 庄司氏は85年に早稲田大学を卒業し、伊藤忠商事に入社。自動車関連事業に携わり、94年からマツダモーターハンガリー、09年にスズキモーターロシアと、伊藤忠が出資する現地法人の社長を務めた。

 12年6月、独VWにヘッドハンティングされ、同年8月VGJ社長に就任した。輸入車業界団体の日本自動車輸入組合(JAIA)理事長も務めていた。

 ところが、15年7月31日、庄司氏は突然、VGJ社長を辞任した。VWは14年まで15年連続で日本の輸入車ブランド別ランキングでトップだったが、15年1~6月の上期でライバルのメルセデス・ベンツに抜かれた。VW独本社は巻き返しを図るために社長を更迭したのではないかと取り沙汰された。

 庄司氏はVGJ社長として販売店改革を進め、13年から2年連続で過去最高の販売台数を叩き出した。日産でも強引な販売店改革を進める。日産の国内販売台数を2位に引き上げることが使命だ。

 ゴーン氏は、ゴーン帝国を構築するために三菱自の再建にマン氏、日産の国内販売の立て直しに庄司氏という2枚のカードを切った。
(文=編集部)