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石原結實「医療の常識を疑え!病気にならないための生き方」

ノロウイルス食中毒が猛威、死の危険も…洗剤等でも死滅せず、惣菜等あらゆる食品で感染

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「Thinkstock」より

 2006年と12年に流行した「ノロウイルス食中毒」が、今冬は大流行する気配があると昨年12月13日、国立感染症研究所から発表された。06年には日本全国で2万7000人の患者が出たが、今年はそれを上回る勢いであるという。昨年末の5日間で北関東の大学病院で、病院給食が原因のノロウイルス食中毒感染者が280人も出ている。

 1968年、米国オハイオ州ノーウォークの小学校で集団発生した胃腸炎の患者より発見されたので、「Norovirus」(ノロウイルス)と呼ばれるようになった。「ノロウイルス食中毒」の症状は、激しい下痢や嘔吐で、それによる脱水で死亡するケースもあるので要注意である。

 食中毒菌の「腸炎ビブリオ」や「サルモネラ」は1~10万個が口から入らないと感染が成立しないが、「ノロウイルス」は10~100個でも感染するほど感染力が強い。しかも、抗生物質は無効、ワクチンもないので質が悪い。

 高温に弱いので、夏は2~3日で死滅するが、冬は1~2週間生きるので、11月~2月が感染のピークになる。

感染ルート


(1)「ノロウイルス食中毒」患者の吐いたもの、糞便、それらが乾燥したものから空中に浮遊したウイルスが経口的に感染する。糞便は1グラム中に1億個、嘔吐物は1グラムに100万個のウイルスが存在している。

(2)感染者が調理のときに触れた食品(ノロウイルスが付着)を食べる。寿司、仕出し弁当、サンドイッチ、惣菜など。

(3)ノロウイルスに汚染された牡蠣などの貝類を、十分に加熱せずに食べる。

(4)人から人へ……ノロウイルス感染者が触れたドアノブや蛇口、道具や雑誌に触れる。

予防法


(1)外出時は必ず手洗いを入念に行う

 ノロウイルスは直径30~40ナノメートルと、インフルエンザウイルスの3分の1ほどの極小の大きさなので、手の細かいシワなどの間に入り込み、ざっとした手洗いでは落ちない。ノロウイルスはアルコールには強いので、石鹸を使い、流水で30秒以上かけて入念に洗う。

(2)素手で触れた可能性のあるものは食べない

(3)電車の中や雑踏ではマスクを着用する

(4)糞便や嘔吐物をアルコールや洗剤で拭き取っても、ノロウイルスは死滅しない。塩素系殺菌消毒剤で消毒する。

(5)ノロウイルスは高温に弱いので、ウイルスが生棲している牡蠣などの2枚貝は、90℃で90秒以上熱すると死滅する。

ノロウイルス食中毒が猛威、死の危険も…洗剤等でも死滅せず、惣菜等あらゆる食品で感染のページです。ビジネスジャーナルは、連載、ノロウイルス食中毒感染胃腸炎の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!