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なぜ糖質制限で太らなくなるのか?太るのは「インスリンの追加分泌」が原因

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なぜ糖質制限で太らなくなるのか?(depositphotos.com)

 糖質制限が「2型糖尿病」の治療において効果を発揮することはもはや明解で、その有効性は多くの人が知るところとなりました。

 しかし、糖質制限が多くの人に注目されているのは、簡単に「肥満が解消できる」、つまり「痩せる」「太らない」からです。食事指導に取り入れたエステやダイエットクラブも多数出現しています。

糖質制限で痩せるメカニズム

 ここで気になるのは、糖質制限が糖尿病や炭水化物の食べ過ぎで肥満になっている人だけでなく、すべての人にとっても有効かつ安全な「痩せるメカニズム」なのかどうかということです。そこで、糖質制限で太らない、痩せるのはどういうメカニズムなのかについて考えてみます。

 1980年代前半のアメリカで、次のような政策が推し進められ、世界中に波及しました。

1.健康のために肥満を防ごう
2.肥満はカロリー摂取過多で起こる、だからカロリー摂取を控えよう
3.そのためには高カロリーである脂質摂取を控え、その代わりにカロリーの低い炭水化物を摂取しよう!

 この結果として、アメリカを筆頭に世界中で肥満患者が増えて、2型糖尿病の患者や予備群が成人の30~40%を占めるようになってしまいました。「炭水化物をたくさん摂取すると太る」。この事実が世界人類を対象にした大規模臨床実験で確認されたようなものです。

炭水化物を摂りすぎるとなぜ太るのか?

 では、どうして炭水化物をたくさん食べると太るのでしょうか。実は、現代の糖尿病専門医たちは、ずっと以前からそのメカニズムを知っています。太るのはインスリンのせいなのです。

 インスリンは膵臓から出るホルモンで、血糖を下げるために働くことがよく知られています。食事で過剰に炭水化物を摂取すると、消化管からブドウ糖がたくさん吸収されて血糖が上がります。血糖が上がりすぎると危険なので、食後高血糖が感知されると膵臓からインスリンが出ます。これをインスリンの「追加分泌」といいます。

 インスリンの追加分泌により、食後に高くなった血糖値は下がります。このときに、インスリンによって下げられた血糖はどこに行くのでしょうか。実は、インスリンの作用によって多くの血糖は「体脂肪」として蓄えられてしまうのです。インスリンが作用して血糖を吸収する細胞は、主に筋肉、脂肪、肝臓の細胞です。

 筋肉や肝臓に吸収されたブドウ糖は、まずグリコーゲンとして貯蔵されます。しかしグリコーゲンとして貯蔵できる糖質の量はわずかであり、毎日三食糖質を食べている場合、グリコーゲンを新たに蓄える余裕はありません。つまり、ほとんどが脂肪細胞や肝臓に体脂肪として蓄積されてしまうのです。このことを糖尿病専門医は非常によく知っています。

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