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舛添要一氏が警鐘、「小池百合子氏の手法はナチスに酷似」「狭量なナショナリスト」

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舛添要一氏

 多くのバッシングを受け昨年、東京都知事の地位を退いた舛添要一氏。今年5月には『都知事失格』(小学館)を発刊し、都政時代の回想やポピュリズム政治の危険性を訴えるとともに、ツイッターのアカウントも開設し、希望の党の小池百合子代表の批判を展開している。

 舛添氏は知事を退いてからの1年間、雌伏の時を過ごしていたが、言論活動を再開した思いはどこにあるのか。そして小池氏が展開する劇場型政治について、危険性やナチスとの共通点を指摘しているが、その真意などを聞いた。

小池百合子の目標は女性初の総理大臣

--『都知事失格』のなかで、小池百合子氏の政治手法は刹那的だと指摘する自民党議員の声を紹介されておりました。

舛添要一氏(以下、舛添) 彼女の政治履歴を見ますと、その時々の権力者である細川護煕氏、小沢一郎氏、小泉純一郎氏についていきましたが、権力者に密着するという観点から、「刹那主義の権化」であることがうかがえます。

 しかし、今の安倍晋三政権では、これから先がないことも理解はしていました。小池氏の最終目標は「初の女性総理大臣」ですから、国政に居続けては、それが実現できないと考えていたのでしょう。

 そこで私がいわれなきバッシングを受けて都知事を辞任後、都知事選挙が行われましたが、一度都知事に転出したほうが総理大臣の目があると考えて立候補したのだと思います。

 小池氏は、総理大臣になるため刹那時にその時その時で決めていく政治手法であり、話もころころ変わっていきます。

--小池氏の都知事としての政治手腕は、どのようにみていますか。

舛添 とにかく小池氏は目立つことが大好きです。東京都庁の職員で、小池氏に及第点を付ける人はいません。豊洲移転問題、オリンピック競技場施設の見直しでどうなったかといえば、時間とお金を浪費しただけです。ほかにも、観光ボランティアの制服も、インターネットで誰かが「ダサい」という声を上げただけで見直し、そのような声におもねって約8000万円を浪費して、つくり直しました。

 私の都政時代に、競技施設などで約2000億円節約し、プールしていた予備費がありました。小池氏は、「自分が決断したからコストが下がった」と言っていますが、実態は予備費から活用しただけで、自分の手柄にするパフォーマンスをしただけです。

 都庁の保育園施設も私の都政時代に実施した施策ですが、施設のオープニングの時点では小池氏が都知事でしたので、さも自分が行った施策のように振る舞っていました。

 小池氏については一事が万事、このような状態です。ちょっと調べればわかることなのに、「いま人気が出ればよい、その場がしのげればよい」というのが小池氏の判断基準であり、長い目で行う都政運営など、とてもできません。

--衆議院選挙の公示まで、あと5日です【編注:取材日は10月5日】。再三にわたって「国政出馬はない」と小池氏は断言していますが、見立てはいかがですか。

舛添 小池氏にとって都知事は“腰掛け”で、総理大臣になるための足場にすぎません。もし仮に国政出馬するとすれば、小池氏はおそらくこのように言うでしょう。「私は都知事としてこれだけがんばった。しかし、国家戦略特区における加計問題、森友問題、岩盤な中央政府や霞が関のしがらみ政治を打破するためには、国政に打って出なければならない。都知事としての後任はこの方です。私の都政改革を引き続き行う方で、私は東京都と国の改革を推進します」と言えば、国政に出馬する大義名分が成り立ちます。

 今回、仮に出馬しなくても、総理大臣を目指す彼女は次の選挙でも出馬を狙うでしょう。そうなれば、都庁職員もいずれ去って行く都知事に忠誠など誓いません。都庁職員は小池氏に対して面従腹背の姿勢で接することになるでしょう。もはや小池氏には、都知事の資格はありません。

 そうなると、都知事として小池氏は政治的にレームダック(死に体)になり、一切、都政が動かなくなります。それに、首班指名は一体誰にするのでしょうか。若狭勝氏や細野豪志氏では、とても無理です。だからこそ、小池氏に残された道は、国政に出馬するしかないのです。

 マスコミが劇場化し、政治の世界も「パンとサーカス」のような世界で動いています。希望の党が「政権選択選挙」を掲げるのであれば、「安倍vs.小池」の構図でなければ、先がありません。だからこそ、前原誠司氏が小池氏に国政出馬のラブコールを送っているのです。

 小池氏の今の心情を忖度すれば、希望の党が「勝てる」と思ったら出馬する、「勝てない」と思ったら出馬しないということではないでしょうか。小池氏はその瞬間、瞬間で判断する政治家なのです。

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