豊田真由子氏、落選後もお手伝いの女性に「危険行為」…山尾志桜里は不倫疑惑の相手と永田町を闊歩
国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。
みなさん、10月の総選挙は投票にいらっしゃいましたか? 期日前投票の投票率は史上最高だったそうですが、投票率は戦後2番目に低く、とても残念な結果となりました。
私たち永田町の住人にとっては、選挙は毎回すごいドラマなのですが、10月22日の総選挙は、いつにも増していろいろなドラマがありました。
「まさかの落選」などの悲惨なケースが多かったのですが、「間違って」当選してしまった議員が比較的少ないことも事実です。安堵している人も多いのではないでしょうか。
落選者はお引っ越し…悲喜こもごもの議員会館
今回落選した前議員たちは、10月26日に議員会館と議員宿舎を引き払いました。投開票の翌日から4日間での引っ越し作業は本当に大変ですが、これも毎回のことです。落選して落ち込んでいる暇もなく荷造りに追われるわけですが、落選など予想もしていなかった事務所の前を通るときは、言葉が出てきませんでした。
たとえば、元農林水産大臣の西川公也氏の事務所は6期分の資料が詰まった段ボール箱だけでも20箱以上あり、そのほかにも折々の記念品や文具・生活用品などがいっぱいで、秘書さんたちもいまだに信じられず茫然とされていました。
そして、「このハゲー!」で有名になった豊田真由子事務所の引っ越しは、豊田さん本人がお手伝いの年配の女性と一緒にがんばっていました。
「トヨタマさん、ちっとも変わってないよー」
先日、別の事務所の友人が教えてくれました。お手伝いの女性とエレベーターに乗っていた豊田さんが、急に女性をグイッと押したのだそうです。女性はびっくりしてふらついてしまい、倒れそうになって別の事務所の秘書に支えられたようです。
「たくさん書類を持っていたのに、急に押したんだって」
女性がエレベーターの入り口近くにいたので、おそらく「ほかの人たちが乗ってきたから、もう少し奥に詰めてあげて」という意味だったのでしょうが、態度が邪険すぎますよね。
「やっぱり、人間はすぐには変われないんだなー」としみじみと思いました。とはいえ、豊田さんはもともと頭がいいし、政策立案能力の高さは評価されていたので、耳鳴りの適切な治療を受け、コミュニケーション能力を身につけて、政治とは違う道を進んでもらいたいですね。
これだけの挫折を経験したのですから、乗り越えれば、素晴らしい反面教師としてニーズが高まると思います。全国を講演して歩くようになるかもしれません。信頼を回復するためにも、とにかくしばらくは休養されることをおすすめします。
不倫報道にも懲りない山尾志桜里
山尾志桜里議員についても、いろいろと残念に思います。
無所属で選挙を戦ったのに、当選後すぐに「立憲民主党に入党するのでは」という報道が流れました。「やっぱり、役職と政党交付金が欲しいのか……」とがっかりしました。結局、入党は認められず会派を組むかたちで落ち着いたそうですが、それでも会派に所属することで、後で説明する立法事務費の支給対象議員としてカウントされます。
『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。