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六代目山口組傘下で注目の昇進人事、神戸山口組で「世話役」なる役職が新設!その時、尼崎では…

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被害に遭った任侠山口組系雅新会事務所。対立する組織の犯行説も浮上

 六代目山口組分裂後、神戸山口組幹部として一躍時の人となったのは、分裂時に山健組最高幹部で、その後、任侠山口組のトップとなる織田絆誠代表だが、一方、六代目山口組の中枢組織である三代目弘道会においても、その武闘派ぶりに定評を集める最高幹部が存在する。弘道会執行部の一端を担う野内組・野内正博組長だ。

 六代目山口組と神戸山口組との代理戦争ともいわれた、今年1月に発生した会津小鉄会分裂騒動。この時、六代目側の中心人物のひとりとして会津小鉄会本部に乗り込んだ野内組長は、詰めかける報道陣にも強烈なインパクトを残し、その姿は各テレビ局が一斉に報じたほどだ。

 その野内組長が、11月18日に開催された三代目弘道会の定例会で、若頭に次ぐ「統括委員長」に就任したことがわかった。

 関係者らの話によれば、本来、三代目弘道会の定例会は、毎月10日に開かれるというのだが、今月は同会の竹内照明会長の釈放に合わせて、当初は17日に開催を延期したらしい。それが、前回、当サイト『六代目山口組の大物親分が死去「晩年に詠んだ歌が話題に」…任侠山口組からの通知には意外な言葉が!』でも報じたように、二代目岸本組・清水武組長の他界に接し、再び延期され18日に開催されたようだ。

 野内組長の統括委員長就任に合わせて、弘道会の保守本流、三代目高山組・南正毅組長も執行部入りを果たし、若頭補佐兼渉外委員長という重要ポストに就任したことが関係者への取材で明らかになった。

「野内組長のこの就任に合わせて、竹内会長の若い衆という立場から、弟分となる舎弟になったという話だ。これは野内組長の六代目山口組直参昇格の布石ではないか」(六代目山口組系幹部)

 勢力、資金力ともにプラチナ級といわれ続けた野内組が二次団体へとなれば、六代目山口組の組織力が強化されることは間違いないだろう。

神戸山口組が「世話役」の再説

 弘道会が定例会を開催させた同じ日、兵庫県尼崎市では組事務所に消火剤が撒かれる事件が発生している。この事件は地元紙などでも報じられているが、被害に遭ったのは任侠山口組系雅新会事務所。報道によれば、ケガ人などは出ていないようだ。

 近隣住民の話では、犯人らしき人物を目撃したという情報はなく、人通りのない時間帯を狙っての犯行ではないかと捜査関係者らはみているようだ。ただ、筆者も尼崎在住だが、この事件をきっかけに尼崎がきな臭くなり始めたというような感覚は表面上、今のところはない。

 そうしたなかで、神戸山口組も動きを見せている。神戸山口組二次団体の有力幹部らが、再び新設された「世話役」というポストに就任したことがわかった。ある法律家は、この人事についてこのような見方をする。

「神戸山口組では、井上邦雄組長の微罪逮捕など、警察当局からの弾圧を受けており、最近も本部の役割を果たしていた淡路島の俠友会事務所を閉鎖させるなどしている。そこで今回新たに新設された世話役に就いた幹部らが、なんらかの役割を果たすのではないか」

 就任したそうそうたる幹部らの顔ぶれからは、当局の弾圧やさまざまな事態を想定し、各二次団体から幹部らを人選したことがうかがえる。筆者が考えるに、世話役という名の通り、この幹部らが昨今の難局に素早く柔軟に対応するためのサポートを各傘下組織に対して行うことで、ガバナンス強化を図りたいのではないか。今後の通達事項などは、世話役を通して各組織に伝えられると思われる。

 任侠山口組では、さらに直参昇格者が出てくるという噂もあり、“3つの山口組”はそれぞれに組織固めを進めている。
(文=沖田臥竜/作家・元山口組二次団体幹部)

●沖田臥竜(おきた・がりょう) 元山口組二次団体最高幹部。所属していた組織の組長の引退に合わせて、ヤクザ社会から足を洗う。以来、物書きとして活動を始め、『山口組分裂「六神抗」』365日の全内幕』(宝島社)などに寄稿。著書に『生野が生んだスーパースター 文政』『2年目の再分裂 「任俠団体山口組」の野望』(共にサイゾー)。最新刊は『尼崎の一番星たち』(同)。

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