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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

【森友】財務省職員自殺に与野党が不穏当発言「野党の追及が心配」「政局になる」

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麻生太郎財務大臣(左)と安倍晋三首相(右)(写真:日刊現代/アフロ)
 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。


 3月9日の代議士会は、朝に飛び込んで来た衝撃的なニュースの話でもちきりでした。すでに報道されている通り、財務省近畿財務局の職員の自殺に関連することです。永田町では、報道前からお名前や部署も明確に伝わっていました。

 衆議院本会議の前には、どの政党も「代議士会」と呼ばれる党の所属議員が集まる会議を行います。本会議の15~20分前に設定されることが多いですが、重要案件が多いときは30分以上前に集まることもあります。

 神澤は、このニュースを耳にしたときに「何が働き方改革だ!」と思いました。仲間の自殺の兆候すら見抜けなかった人たちに、働き方の改革などできるはずがありません。

 代議士会では、誰ひとり亡くなられた方やご遺族の思いに気持ちが向かず、与党議員たちは「これでまた野党からの追及が激しくなる」「また国会の空転が続くのか……」などと国会運営の話ばかりでした。一方の野党議員たちも、「これでまた、麻生大臣や安倍首相を追及できる」「政局になるぞ! いざ出陣!」などと血気さかんな発言ばかり。

「人がひとり、亡くなったんですよ?」と叫びたい気持ちでした。

大混乱の永田町、霞が関で広まる「噂」


 亡くなった方については、7日に兵庫県神戸市内の自宅でご遺体が発見されたそうです。第1報は9日12時32分の共同通信で、12時59分には時事通信も報じました。そして、本会議が始まったのは13時です。

 本会議前の段階では、麻生太郎財務大臣は「(自殺したという)内容は聞いています」とだけ答えていましたが、朝から情報が錯綜していて「死亡は1カ月前らしい」「半年間、自宅療養中だった」などの話も出ていました。

 ちなみに、前衆議院議員の馬淵澄夫氏は12時42分にツイッターで実名などを明記して「昨晩大阪地検に取調べ後に自殺」とツイートしていますが、これには批判が殺到しており、神澤もルール違反だと思います。

 馬淵氏は、今は落選した身。関西にいる強みを生かして、いち早く得た情報をツイートして存在感を示したかったのだと思いますが、その内容には配慮が必要だったと思います。

 霞が関の役人の間では「改ざん前の原本と『上司から(改ざんを)やらされた』という遺書が残されていた」という噂も広がっていますが、もちろん真偽は定かではありません。

 また、「『職員が取り調べで文書改ざんを認めた』という報告を聞いた麻生財務相が、オフレコながら文書偽造を認めた」という話もありますし、いまだ情報が錯綜しており、整理されていくのはこれからだと思います。

 ご遺体の発見時の様子や遺書の有無、森友学園関係の書類の有無などは、これから解明されると思いますが、亡くなった方は近畿財務局で森友学園の担当だったノンキャリアの職員だったとみられています。

 亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。あわせて、決して第二、第三の犠牲者が出ないように祈るばかりです。

 さらに、9日夕方には「佐川宣寿国税庁長官が辞任」というニュースも飛び込んできました。いずれは辞めざるを得ない方だったと思いますが、国会での証人喚問などはどうなるのでしょうか。「長官の辞任と職員の死で幕引き」などということは、絶対に許されません。適切な捜査を望みます。
(文=神澤志万/国会議員秘書)

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』

あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。

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