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老舗・任天堂、Cygamesと提携で貪欲にノウハウ吸収…スマホゲーム世界進出へ執念

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任天堂 HP」より

 4月27日、任天堂はスマートデバイス向けゲームアプリ事業においてCygames(サイゲームス)との業務提携を行ったことを発表し、同時に両社が共同で開発・運営する新作アクションRPG「ドラガリアロスト」を夏頃配信予定であることを発表した。

 任天堂といえば、「ファミリーコンピュータ」や「Wii」といったゲーム機で業界をリードし続けてきた、世界を代表するゲーム会社。昨年3月に発売した「Nintendo Switch(以下、Switch)」は世界中で人気を博し、3月期の時点で1,505万台を売り上げる爆発的なヒット商品となっている。本年4月に発売された段ボールを用いたSwitch用ゲーム「ニンテンドーラボ」シリーズも、発売直後から国内外問わず大人気となっており、その勢いはとどまるところを知らない。

 一方のCygamesは2011年に設立されたスマホゲーム開発を主とする新興ゲーム会社。「神撃のバハムート」「グランブルーファンタジー」など大ヒット作を多数生み出しており、今や日本トップクラスの収益を上げるゲーム会社となっている。10代や20代のスマホネイティブ世代にとっては、知名度抜群のゲーム会社となっている。

 とはいえ、老舗であり最大手でもある“ゲーム業界の巨人”任天堂と比較すると、Cygamesはまだまだ“若手”のゲーム会社である。

“巨人”があえてCygamesと手を組んだ狙いはどこにあるのだろうか。『ゲーム制作 現場の新戦略 企画と運営のノウハウ』(エムディエヌコーポレーション、共著)などの著書を持つゲーム業界に精通したジャーナリスト、多根清史氏に話を聞いた。

Wiiでの苦い経験を教訓とし、“もうひとつの柱”を模索する任天堂


 Switchが大ヒットしているが、「任天堂は現状に対して大きな危機感を抱いているのでは?」と多根氏は分析する。

「4月に古川俊太郎氏が任天堂の新社長に就任した際、『Switchに並ぶもうひとつの柱が欲しい』と言っていたのですが、その“もうひとつの柱”として据えようとしているのが、スマホゲーム事業です。家庭用ゲーム事業とスマホゲーム事業の二本柱にすることで、家庭用ゲーム事業が一時的に低迷してもスマホゲームである程度は食いつなぐことができ、その間に家庭用ゲームを立て直せる、といった補完的な経営を目指しているのではないでしょうか。

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