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今年世界最大の上場、中国シャオミの「得体の知れない」経営…勝負挑める日本企業なし

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シャオミの店舗(「Wikipedia」より/Raysonho)

 7月9日、中国の新興“スマートフォンメーカー”である小米科技(シャオミ)の株式が香港証券取引所に上場する予定だ。上場の目的は、研究開発(R&D)や、モノのインターネット化(IoT)などへの投資の強化だ。

 早くも市場参加者の間では、シャオミのIPO(新規の株式公開)が「2018年、世界の株式市場を通してもっともインパクトのあるIPOになるだろう」との見方が出ている。IPOの金額については、シャオミが1兆円程度の調達を狙っていると報じられるなど、かなりの規模になることが見込まれている。

 それに加えて注目を集めているのが、シャオミのビジネスモデルだ。多くの方が「シャオミはスマートフォンメーカーだ」と認識しているだろう。それは、部分的には正しいが、実態を正確に表しているとはいえない。

 シャオミの戦略を読み解いていくと、この企業の事業領域(セグメント)を特定のカテゴリーに絞り込むことは難しいとわかる。シャオミの事業領域はネットワークに関するテクノロジーの発展とともに、変化していくだろう。

 ある意味、これは必然だ。IT先端企業は、最先端のテクノロジーを用いてイノベーションの発揮を目指している。生み出された新しいモノやサービスは、これまでにはないものであることが多いだろう。その分、私たちが慣れ親しんだ常識にはなじまないことが多い。テクノロジーの変化とともに企業の経営がどう変化していくかは、経営者の考えなどを基に素直に理解しようとすることが大切だ。

低価格スマホの大量生産で成長を遂げたシャオミ

 
 2010年に創設されたシャオミは、世界のIT関連企業のなかでも比較的歴史が浅い企業だ。同社を興した雷軍(らいぐん)CEOは、大学でコンピューターサイエンスを学び、大学卒業後はキングソフト(金山軟件有限公司、文書作成やゲームのソフトウェアを開発する企業)に入社し、CEOまで上り詰めた。その後、グーグルやモトローラに勤務したITの専門家らと共にシャオミを創業し、スマートフォンの開発と販売に着手した。

 2011年からシャオミはアンドロイドOSを搭載したスマートフォンを発売し始め、中国のスマートフォン需要を取り込んで急成長を遂げた。同社が消費者の心をつかむことに成功した要因のひとつが、低価格戦略だ。

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