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「上戸彩の“つくり方”」芸能プロ大手オスカー幹部に聞く…恋愛禁止ルールは必要

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●長期的なビジョンに基づいたタレント育成法

ーー剛力彩芽さんは、2次審査で落ちて最終選考には残れませんでした。その後、御社に所属されたと聞きますが、そのようなケースはよくあるのでしょうか?

鈴木 2次審査の時に本人と話をして、決めました。「モデルをやりながら頑張ってみる気はありますか?」と聞いたら、「頑張る」という意志でした。そして彼女は、モデルをやりながら一生懸命勉強していました。

ーー審査の段階で、本人と話をするのですか?

鈴木 2次審査の面接で将来性を感じる人がいれば、結果にかかわらず、だいたい話をしますね。芸能界デビューするにも、「グラビアから女優」「モデルから女優」「タレントのようなことをやりつつ女優もやる」など、いろいろな道があっていいと思います。そこで、本人に「すぐに女優になるのは無理だけれども、モデルとして経験を積み、勉強しながら、チャンスがあればデビューするという道でどうですか?」という話をします。本人が「頑張る」と言う場合には、モデルの仕事をやりながら、演技や発声、ウオーキングなどのレッスンを積んでいきます。地方在住の方の場合には、提携しているモデル事務所に所属させ、レッスンや経験を積んでもらいます。あとは、グランプリを獲得したかどうかは関係ありません。本人の頑張り次第です。

ーー有望な新人を発掘すると、すぐに即戦力として積極的にメディアに露出させる芸能プロダクションが多い中で、御社は長期的な計画を立てて、タレントを育成していくということでしょうか?

鈴木 プロ野球にも、練習生のようなシステムがありますよね。当社のシステムも同じです。モデルという仕事を通して切磋琢磨していくうちに輝いてくる。だから、最終選考に残った21人以外からも、どんどんスターが出てくるわけです。

 そして、芸能界デビューする際には、「2年後に、こういうテレビドラマの主役として出演する」「3年後に映画に出演する」など、本人に3年先までの長期的な計画を説明します。もちろん、さまざまな都合で計画を変更する場合もありますよ。でも、行き当たりばったりではなく、しっかりとした計画に基づいて進めていきます。

 もちろん、数年後に、どのテレビ局がどんなドラマをつくるかなんて決まっていません。しかし、その時々で企画されたドラマに、できるだけ当社のタレントをキャスティングしてもらえるというのが、当社が長年培ってきた人脈なり強さです。

ーー貴社にはAKB48のメンバーが所属していませんが、やはりそうした貴社独自の方針との違いからでしょうか?

鈴木 AKB48は、これだけ世間に受け入れられ、一大ムーブメントになっているのだから素晴らしいと思います。弊社にも所属のオファーはありましたが、社長の古賀の方針として、「当社は独自のタレント発掘、育成があるので」ということで、所属していません。やはり会社としての方針は、しっかり守ることが大切だと考えています。

ーー貴社のタレント育成システムについて、具体的にお聞かせください。例えばモデルから女優に転身する場合、その見極めの基準のようなものはあるのでしょうか?

鈴木 まず、モデル業と並行して、3年から5年かけて、演技、発声、この業界の礼儀、そういうことを全部教えて、それから女優としてデビューさせます。ただ、その時に本人にやる気がなければダメです。モデルの場合、ある程度持って生まれた容姿やスタイルなどで勝負できますが、女優は、「きれい、かわいい」だけでは通用しません。

 例えば、米倉涼子の場合は、当初はモデルだけをやっていましたが、5年くらいたった時に本人に聞いたら、「もう少しモデルをやりたい」ということでしたので、そのまま続けさせました。それから半年に1回くらいの頻度で本人の意向を聞いて、3年たったころに、「女優として頑張りたい」と言ったので、デビューさせることにしました。

 また、剛力彩芽の女優転身を決める時には、本人にきちんと「会社として剛力を推していくけどいいか?」と確認しています。それくらいの本人自身の覚悟がなければ、いくら会社として強力に推しても、うまくいきません。

ーー本人の意向を尊重し、数年も待つことがあるとは驚きです。

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