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ライザップ、「見せかけの利益」水増し経営…赤字のワケあり企業を次々買収は錬金術か

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RIZAP公式twitterより

 RIZAPライザップ)グループの2018年度第1四半期が営業赤字になった。直前の2018年3月期は、通年で売上高1362億円、営業利益135億円と10%もの営業利益を出していた。そこから一転しての営業赤字である。

 前年度の第1四半期と比較すると、売上高は286億円から521億円と1.8倍と急拡大し、第1四半期連結累計期間としては9期連続で過去最高を更新しているが、営業利益は27億円の黒字から37億円の赤字になっている。

 RIZAPの四半期報告書によると、営業利益の悪化は、グループ各社の積極的な新規出店や、テレビCMを中心とした広告宣伝の強化、RIZAP GOLF等のRIZAP関連事業の新規事業等の積極的な先行投資の結果であり、「期初計画通り」とのことである。そして、「本先行投資の効果もあり、第2四半期連結会計期間以降については、大幅な成長を見込んでおります。」とのことである。

積極化するM&A


 RIZAPといえば、「結果にコミットする」のテレビCMで有名なボディメイク事業の印象が何より強い。それを積極的に展開しているのは事実であるが、実はRIZAPにはもうひとつの顔がある。

 それは、投資家としての顔である。次から次へと積極的なM&Aをしているのである。2016年度には、書籍・雑誌出版の日本文芸社、婦人服の製造・販売をする三鈴、超富裕層向けヘルスケアを提供するエンパワープレミアム、体型補正用婦人服下着を手掛けるマルコ、カジュアルウェアの専門チェーンであるジーンズメイト、地域密着型無料宅配雑誌を手掛けるぱどと、合計7社の新規買収をしている。

 2017年度には、宝飾品小売りのトレセンテ、洋装品等の製造・販売を行う堀田丸正、国内外で電気部品の加工・販売や各種パッキングの製作販売を手掛けるGORIN、スポーツ用品販売のビーアンドディー、エンターテインメント商品や化粧品などの小売りや携帯電話や音楽・映像ソフトのレンタル業などを営むワンダーコーポレーション、リビング新聞を発行するサンケイリビング新聞社と、合計6社の新規買収をしている。

 2018年度は「月に1件はM&Aをする」(RIZAPグループ・瀬戸健社長)との方針のようだ。

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