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ポケモンGOやモンハンどころじゃない! 爆発的な人気を得た「スペースインベーダー」の熱狂とは!?

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※参考画像:『Arcade1Up スペースインベーダー(日本仕様電源版)【数量限定】』(amazonより)

 あなたにとって「懐かしい」とはどんな情景でしょうか? 1970~90年代の「懐かしい」を集めたのが「ミドルエッジ」。あなたの記憶をくすぐる「懐かしい」から厳選した記事をお届けします。

 今回のテーマは『スペースインベーダー』(タイトー)。1978年に登場したテレビゲームの先駆けで、社会現象となったその人気たるや『ポケモンGO』(ナイアンティック)や『モンスターハンター』(カプコン)などを凌ぐといっていいでしょう。宇宙からの侵略者たちをビーム砲で倒していく単純明快さと、「名古屋撃ち」などに代表される、やり込み要素が人気を呼んだ同作にまつわる熱狂ぶりを振り返っていきます。

子どもから大人まで、みんなハマったスペースインベーダー!

※参考画像:『スペースインベーダー ゲーム筐体型バンク』(amazonより)

 スペースインベーダーが初めて世に出たのは、今から40年前の1978年6月16日。タイトー本社ビルで行われた業界向けの新作製品発表会でのことでした。当時のタイトー社内における評価は決して芳しいものではなく、「敵が攻撃してくるゲームなんて難しくて一般ウケするわけがない」との理由で、ベテラン社員たちに毛嫌いされていたのだとか。そのため、同時期に発売予定のシューティングゲーム『ブルーシャーク』のほうに重きを置いて営業展開をしていたという逸話が残されています。

 しかし、スペースインベーダーはそんな販売元の期待を良い意味で裏切り、同年7月頃から出荷開始されると、たちまち人気に火がつき空前の大ブームに。子どもから大人まで100円玉を塔のごとく積み上げて、昼夜問わず、宇宙からの侵略者との戦いに明け暮れるようになったのはご存じの通りです。

高得点獲得には欠かせない攻略方法「名古屋撃ち」って覚えてる?

 この「インベーダー現象」と呼ばれたムーブメントによって、それまでパチンコ店だった遊技店は次々とゲームセンターへ業態変更し、さらには、すべてのゲーム機をスペースインベーダーにした「インベーダーハウス」、テーブルの代わりにテーブル筐体を設置した喫茶店「インベーダー喫茶」などが繁華街に林立しました。

 また、ゲームに熱中するマニアたちの間では、多種多様な攻略方法・裏ワザが案出されたものです。最も有名なのが「名古屋撃ち」。占領の1歩手前のところにいるインベーダーの弾に自機が当たっても死なないという特性を利用したこの戦法は、ミスすると即ゲームオーバーになる危険性をはらんでいる一方、高得点が狙えるというハイリスクハイリターンなゲーム性がウケて、たちまち全国区に。

 ちなみに、名古屋撃ちの発祥地はその名の通り名古屋とされていますが、はっきりとしたことはわかっていません。名古屋→尾張→「終わり」の隠語orあと一段侵略されたら終わり……という説もあるようです。

今年12月、3/4スケールの家庭用アーケードモデルが復刻!

※参考画像:『ゲームセンターあらし(1)』(てんとう虫コミックス)kindle版(amazonより)

 スペースインベーダーは、当時のポップカルチャーにもさまざまな影響を与えました。たとえば、テレビゲームに命を懸ける主人公・石野あらしが、全世界から集まるライバルたちと熾烈なゲームバトルを繰り広げるという、今日のeスポーツブームを先取りしたかのようなマンガ『ゲームセンターあらし』が人気を博し、イエロー・マジック・オーケストラのファーストアルバムには「Computer Game -Theme from the invader-」という楽曲が収録され、シンセサイザーでプレイ中の音が再現されたりもしています。

 こうした加熱するインベーダーブームの影で、いくつかの社会問題も起こりました。代表的なのは、テープを巻いた偽造硬貨や電子ライターの発火装置を使った無銭プレー。また、ゲーム代欲しさの恐喝事件も全国で多発し、ほとんどの小中高校が校則でゲームセンターへの出入りを禁止していたものです。

ポケモンGOやモンハンどころじゃない! 爆発的な人気を得た「スペースインベーダー」の熱狂とは!?のページです。ビジネスジャーナルは、連載、ゲームスペースインベーダーミドルエッジの最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

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