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メルカリ、「ユニクロの中古ショップ」化&「手軽なヤフオク」化が進む納得の理由

文・取材=A4studio
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 しかし、いくら便利とはいえ安価なユニクロの服を、わざわざ中古で買うというのはいかがなものだろうか。

「メルカリ利用者には、比較検討せずにとりあえず購入して、気に入らなければそれを出品してマイナスをある程度補填する、というスタイルの方が多くいます。ユニクロの商品は耐久性が高いので、大きな傷やヨゴレがあるならともかく、たとえば1~2回着てみて気に入らなかった、という商品であれば、品質もほとんど新品と変わりません。また、ユニクロを利用したことのある方なら、ある程度サイズ感も把握しているでしょうから、試着せずに買っても失敗することはあまりありません。

 全体的にユニクロの商品とメルカリは相性がよく、ともすればユニクロのウェブショップ以上に取り扱い商品の種類は豊富かもしれません。もはやメルカリはユニクロの中古ショップと化している部分もありますね」(同)

 つまり、新古品であることにさえ目をつぶれば、メルカリはユニクロの店舗で買い物をするより便利なことも多い、ということのようだ。

実はマニアックなブランドのアイテムが充実、高額商品もお得に購入可能

 冒頭で紹介した『数字で見るメルカリ』によると、メルカリ内で2番目に売れているブランドはナイキで、3番目はアディダスとのこと。そのほかには、どのようなものに人気があるのだろうか。

「ファッションだと、意外とマニアックなブランドの商品が充実しています。現在では市場に出回っていないような過去シーズンのアイテムなど、掘り出し物を欲しがるマニア界隈で盛り上がっている部分もあるようです。私が見たなかだと、新品なら何十万円もするハイブランドのライダースジャケットが、原価に近い値段で出品されていたこともあります。

 また、ファッションに限らず、最近は高級ブランド品や、ギター、時計、万年筆といった高額商品の出品も増えてきています。というのも、メルカリは自分で価格の設定ができるので、ブランド品や高額商品を売る場合、中古ショップでの下取り価格より高く、かつ中古流通価格より安く設定すれば、売り手も買い手も双方が得をするわけです。

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