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「仕事で一度は結果を出すけど結局ダメになる人」の残念すぎる共通点とは?

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※画像はイメージ(新刊JPより)。

 仕事や勉強で一定の結果を出しても、それが長続きしない。華やかな成果を上げたことがあるのに、いつの間にか落ちぶれている。そんな人はまわりにいないだろうか?

 だが、自分もそうなってしまう可能性もゼロではない。

 結果を出し続けられる人、落ちぶれずに成長し続けられる人になるために必要なのは何か。それは能力や才能ではなく、ものの見方や考え方、すなわち「マインドセット」だ。

 累計250万部を超える世界的ベストセラー『マインドセット「やればできる!」の研究』(キャロル・S・ドゥエック著、今西康子訳、草思社刊)では、マインドセットには二つのタイプがあることが述べられている。

 自分の能力は固定的で変わらないと信じる「硬直マインドセット」と、基本的資質は努力次第で伸ばせると信じる「しなやかなマインドセット」だ。

 本書では、「硬直」と「しなやか」、それぞれのマインドセットの持ち主たちの特徴や共通点を、スポーツ、ビジネス、対人関係、教育などの分野から取り上げて解説している。 その中から、いくつかの「マインドセットの違い」を示す例を紹介してみよう。

■「テニスの悪童」と「バスケの神様」の決定的な差

 マインドセットの違いで、物事が上手くいかないときや失敗したときの姿勢はまったく異なる。二人の有名アスリートはその典型例だ。

 数々の記録を残しながら暴言などにより「悪童」と呼ばれたテニスプレイヤー、ジョン・マッケンロー。彼は試合に負けるたびに「寒すぎた」「暑すぎた」「嫉妬心に邪魔された」と、いつも何かのせいにするコメントを口にしていた。

 一方、バスケの神様と評されたマイケル・ジョーダンは、野球界からバスケ界に復帰した年、プレーオフで敗退。そのとき「復帰してすぐに試合に勝てるなんて思っちゃいけない。心身ともにこれからしっかり鍛え直そうと思う」とコメントした。その翌年にチームは優勝。のちに三連覇も達成している。

 「硬直」な人は、「失敗」を自分の才能や価値を損なうものとしてしか見ることができない。それゆえ、失敗すると自分は負け犬だと思い込んでしまう。しかし、「しなやかな」な人は、「失敗」は教訓であり、目を覚まさせるものだととらえるのだ。

 どんな人でも、失敗がない人生などあり得ない。失敗に直面したとき、どのように考え、行動できるかの方向を決定づけるのがマインドセットの差なのだ。

■マインドセットが「意思決定」の明暗をわける

 ビジネスにおいても、マインドセットの違いは大きな差になって表れる。

 本書では、クライスラーのリー・アイアコッカ、エンロンのケネス・レイとジェフリー・スキリングなどが、典型的な「硬直」の経営者として登場する。

 これらの経営者たちからは、「自社の欠点を直視しようとしない」「自分の優位性を常に証明したがる」「社員を見下し、社員に報いることはしない」といった共通点が見いだせる。

 一方、GEのジャック・ウェルチ、IBMのルイス・ガーナ―らは「しなやか」の経営者で、「他者の潜在能力と成長の可能性を信じる考え方」が根底にあり、「謙虚さ」や「情熱」といった共通点がある。

 クライスラーもエンロンも、一度は華やかな繁栄を築いていた。しかし、経営者の「硬直」ぶりが、その後の悲惨な末路に至る要因になったことは間違いない。

 能力は固定的で変わらないと考える「硬直」な人がリーダーになると、その社会的地位は「自分は優れた人間である」ということの担保となる。すると、何かにつけて自分の優位性を確認しないと気がすまなくなり、会社をそのための舞台として使ってしまう。それでは、健全で、適切な意思決定を下していくのは難しい。

 これは「経営」だけに限った話ではない。人生で行う、ありとあらゆる意思決定に紐づく教訓だろう。

■「しなやか」な人は成長し続けられる

 二つのマインドセットを比べてみると、やはり「しなやか」なほうが、何事においても有益なような印象だ。

 しかし、「基本的資質は努力次第で伸ばせる」という信念に基づくマインドセットは、「努力をすればすべてが上手くいく、という夢見がちな考えなのでは?」と感じる人もいるかもしれない。

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