「正義のYouTube広告」が物議…東京五輪開会日に“いじめ加害者”の実名告発と宣言の画像1
あべりょうさんの広告(YouTubeより)

 YouTube上で20日、突然不可思議な広告が流れ、インターネット上で物議を醸している。広告の名前は「正義のYouTube広告」。シンガーソングライターのあべりょうさんが衝撃的な内容を歌っている。2020年東京オリンピックの開会式の日に、全国のいじめ加害者の名前と学校名を公開するというのだ。

歌われる「架空の学校名と児童名」

「飛び降りる前に今すぐ助けなきゃ」

 文部科学省初等中等教育局が対策を講じなければ、東京五輪の参加国205カ国に合わせて、205人のいじめっ子の実名を広告上で公開する――。ポップな伴奏にあわせて、あべさんがそうした内容を歌う。文科省のいじめSOSダイヤルの電話番号も紹介されている。

 あべさんは正体不明のシンガーソングライターとして、YouTube上を中心に活動中で、政治や社会風刺を織り込んだ楽曲をリリースしてきた。動画の冒頭には架空の小学校名と児童生徒の名前も挙げられている。五輪の開催日に「正義のYouTube広告」で公開するつもりなのだろうか。インターネット上では、次のように賛否両論が巻き起こっている。

「すげー。めっちゃかっこいいわ」(原文ママ、以下同)

「怖い、怖すぎる」

「正義のYouTube広告ってのが流れて来たけど気持ち悪いね 実在しない小学校と個人名を使ったネタ動画とも取れるがそれ以前にセンスが無い品が無い・知性が無い・中身が無い・曲が乗れ無い 無い無い尽くし」

「今さっきの歌詞でお前、東京オリンピックの参加国数205だけって言ったの覚えてる?全国にいくつあるかわからんいじめの中、いくつ来るかわからん被害者や周りの人間の声の中、気まぐれみたいな数しか相手にしないって言ったばかりのその口で『必ず』????」

「あべりょうさんの『正義のyoutube広告』っていじめの加害者と被害者、小学校が出てくる歌が批判されてるけど、あれはいじめの加害者だからと言って住所や顔を公開してその子の人生を終わらせる社会風刺なんだよ。小学校も既に廃校されてて人物も存在しない。それを分からない人が多い」

「そもそも個人の正義すら無いんじゃないかと思います 正義なんて持ってたらこんな広告作りらず真面目な事をします」

 まさに賛否両論だ。名指しされている文科省初等中等教育局児童生徒課に、この広告に関する受け止めを聞いた。担当者は少々慌てた感じで、「存在を今知りました。いじめ担当は明日まで不在なので、明確な回答はできかねます」と話した。

 あべさんにも今回の広告の趣旨をホームページ記載のメールアドレスで問いあわせたが同アドレスは配信が停止されていて連絡はつかなかった。

(文=編集部)

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