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高橋暁子「ITなんかに負けない」

シャープやタニタやキングジムのTwitter、たまに炎上でもフォロワー減らない理由

文=高橋暁子/ITジャーナリスト
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タニタのツイッター

 企業Twitterアカウントは多数ある。シャープタニタ、キングジム、東急ハンズなど、人気の企業アカウントに共通するのは人柄を感じさせるツイートの数々だ。企業アカウント同士が会社の違いという壁を超えて親しくしていたり、PRではないツイートが楽しめる。

 そのような企業アカウントでも炎上したりすることもあるが、フォロワーが大幅に減るようなこともなく、人気も高いままだ。トラブルが起きても支持を失わない運用とはどのようなものなのだろうか。

人気すぎて擬人化、カプセルトイ化も

『シャープさんとタニタくん』をご存じだろうか。登場するのは企業アカウントの中の人、シャープさんとタニタくんの2人。企業アカウントが擬人化、4コマ漫画化されたものであり、人気の高さがわかるだろう。

 シャープ(@SHARP_JP)とタニタ(@TANITAofficial)の公式アカウントは執筆時現在それぞれ約62万9000人、30万6000人のフォロワーがいるなど、非常に多くのフォロワーを抱えている。

 前述の通り、一般的に企業のTwitterのアカウントは商品・サービスなどのPRのために運用するものだが、人気のアカウントではまったくPRにつながらないツイートも多く、それが信頼や人気につながっているのだ。

 たとえば東急ハンズは、関東各地に大雪警報が出た際に、「東京23区、多摩地区に #大雪警報 が発令されたようです。東急ハンズに来ている場合ではありません。早めにご帰宅を」とツイートして話題となった。自社の売上ではなく、顧客の安全を考えたツイートが高い評価を呼んだというわけだ。

 他にも、タカラトミーから企業Twitter中の人が漫画『よつばと!』シリーズに登場するロボットキャラクター「ダンボー」とコラボしたカプセルトイ(キングジム、セガ、タカラトミー、タニタ、東急ハンズ、シークレットの6種類)が出たこともある。

 このように他社から見るとうらやましくなるほどの人気を誇る一方、逆に炎上するなどトラブルにつながっていることもある。

プチ炎上もすぐに鎮火

 たとえば11月には、人気アカウントの一つがプチ炎上をしていた。キングジムの公式アカウントが「いわゆるカリスマ美容師さんから『店のSNSがバズって1日で300人フォロワー増えた!』とか『上京20年、俺的・東京の魅力!!』的な話を延々とされたので『(自分が運営するアカウントは日に1,000人増など日常である。ちなみに私は生まれも育ちも東京である)』と口には出さずにニコニコ聞きました。」とツイート。

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