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永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

新型コロナに感染?疑惑の国会議員秘書、検査させてもらえず強制出勤で咳ゴホゴホ…

文=神澤志万/国会議員秘書
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加藤勝信厚生労働大臣(写真:AFP/アフロ)

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 先日、書かせていただいた国会議員秘書の新型コロナウイルス感染疑惑ですが、疑惑の事務所の国会議員が明確に否定したことで、マスコミの追及は終了したようです。

 しかし、衆議院第二議員会館11階で働いている秘書たちは誰も信じていません。その「疑惑の秘書」(女性の私設秘書)は出勤していますが、喘息の症状がひどくなって2月25日から欠勤→感染疑惑が生じて噂が広がってしまった→感染していない(検査はしていない)ことを立証するために無理をして出勤……ということのようです。彼女はマスクをしていますが、ひどい咳は続いています。

 でも、これっておかしくないですか? この秘書のボスである議員は内閣の一員でもあり、大型クルーズ船の対応にもあたっていました。そのため、噂が信憑性を持ってしまい拡散されたのだと思いますが、この議員は「自分の秘書が感染しているかも」という疑惑を否定するためだけに、彼女に無理をさせているのです。

 検査をしていないので感染を明確には否定できないようですが、彼女のひどい咳は、近くで仕事している人たちにとっては不安でしかありません。仮に喘息の発作だったとしても、回復するまで安静にしてもらうべきでしょう。何よりも、本人がお気の毒ですよね。今の時期に咳をしながら電車通勤し、おそらく電車内で冷たい視線を浴びているのでしょう。

 議員会館内でも「そんなに咳をしているのだから、もう休んでほしい」という無言のプレッシャーを感じているはずです。でも、ボスの命令で事務所でマスコミ対応をさせられ、感染者ではないことを直接説明させられているのです。

「感染者が出たかも」という情報が議員会館に広がった日には、各フロアのエレベーターホールに消毒液がパイプ椅子の上にちょこんと置かれたり、22時過ぎに帰宅しようとした秘書が、普段はそんな時間にいるはずのない清掃員が消毒液を片手にドアノブを拭いてまわっていたのを目撃したという情報があったりしました。

 しかも、自民党の議員たちが「結局、検査はさせないで自宅で静養させるしかないよな。陽性反応が出たら政府に大打撃だから」と話し合っていたのを聞いていた秘書もいるようです。何が本当なのかわからない、不安な状況はしばらく続きそうです。

 マスコミも、不安を煽るような報道よりも、自宅で暇を持て余すと思われる小・中・高生向けに「自宅の部屋でできる体操」や「免疫力を上げるカンタン料理」などの情報を流してほしいですね。ぜひ、みんなが前向きな気持ちになれるような番組編成をお願いしたいです。

(文=神澤志万/国会議員秘書)

『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。 amazon_associate_logo.jpg
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