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マンガアプリ勝手にレビュー…ヤフー経済圏内の者なら「ebookjapan」を活用せよ

文=清談社
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iOS版「ebookjapan」アプリの起動画面

「巣ごもり需要」が増すなか、家で楽しめる動画やマンガなどのコンテンツに手をのばす人は多いだろう。そこで今回は、数あるマンガアプリのなかから「ebookjapan」をピックアップ。実際に試してみてわかった、マンガを無料でお得に読む方法や、お役立ち機能を紹介していこう。

●マンガアプリ「マンガボックス」のレビュー記事はこちら

朝4話、夜4話、無料チケットで読むことができる

「ebookjapan」を運営するのは、株式会社イーブックイニシアティブジャパン。2000年には前身となる「10daysbook」という電子書籍販売サイトを開設し、2004年に「eBookJapan」に改称。そのときにいちはやく手塚治虫全集を電子書籍化したという、ネットマンガサイトの元祖のような存在だ。

 2018年には、yahoo!ブックストアと統合する形でアプリをリリース。なので、利用するにはYahoo! JAPAN IDを登録してログインする必要がある。メイン画面の下部には無料で楽しめるコンテンツが揃った「無料」メニュー、購入するとき用の「ストア」メニューが並ぶ。「無料」メニューは、さらに「オススメ」「連載無料」「1冊無料」の3つのタブに分かれている。

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無料チケットを使用する画面では、現在の保有チケットの枚数が表示される。

 まずは、「無料」メニューでの立ち回りをチェックしていこう。このアプリでは、朝8時に4枚、夜8時に4枚の無料チケットが付与される。単話1話を読むのに1チケット消費し、24時間だけ閲覧が可能だ。ただしここで注意したいのは、無料チケットの上限が4枚であるということだ。

 朝に付与された4枚を消費しなければ、夜8時を回っても枚数は加算されず、手元に残るのは4枚のまま。なので、朝に4話、夜に4話のサイクルで作品を読み進めていくのが、無料で楽しむ賢い方法だろう。

 その場ですぐに読まないとしても、とりあえずチケットを消費しておけば、24時間以内ならば追加チケット無しで読み返すことができるので、時間がない時のテクニックとして覚えておきたい。

 また、ほぼすべての作品が、最初の1話のみチケット不要で読むことができるので、試し読みだけするのもいい暇つぶしになる。

ボリュームたっぷりの試し読みマンガが何作品も!

 作品ラインナップとしては、少女マンガ、ヤクザマンガ、異世界もの、エッセイなどと幅広いが、無料メニューに関していえば、メジャーではないマンガが大半を占めている印象だ。それでも、「無料連載」「1冊無料」のタブから掘り起こしてみると、ときに有名マンガにも出会うことができた。

 無料連載作品はチケットを消費せずに読むことができるので、気になった作品は更新曜日をチェックしておきたい。作品を「お気に入り」に追加しておけば、最新話へのアクセスがスムーズだ。

「1冊無料」に関しては、最近の巣ごもり需要に合わせて無料作品がたくさん放出されているので、この機会を逃す手はない。現在の集英社の看板マンガである『鬼滅の刃』(「週刊少年ジャンプ」にて連載)と『キングダム』(「週刊ヤングジャンプ」にて連載)については、4月17日から5月1日の期間限定で、100ページ以上の読み応えのある試し読みを公開。「タイトルは聞いたことがあるけれど読んだことがない」というようなマンガに挑戦するよい機会になりそうだ。

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「1冊無料」コーナーには、有名タイトルがずらり。1巻の途中まで読めれば、知ったかぶりのクオリティーも上がるかもしれない。

 試し読み用に1冊無料で読めるサービスはほかのマンガアプリでもよくあるが、「ebookjapan」のボリュームは桁違いだ。たとえば、小学館『名探偵コナン』(「週刊少年サンデー」にて連載)は、4月15日から5月11日まで、関連作品を15冊も無料公開していた。

 しかも、1〜15巻までの連番ではないのがニクいところ。序盤の1〜3巻、中盤の巻に加え、謎の組織にフィーチャーした『vs黒づくめの男たち』、シルエット描写でおなじみの『犯人の犯沢さん』、人気キャラクター安室透の『ゼロの日常(ティータイム)』など、人気のエピソードを散りばめ、飽きさせないチョイスとなっていたのである。

 もともとは思い入れのある作品ではなくても、1冊、2冊と読み進めるうちに続きが気になってくるもの。また、単話を毎日コツコツ無料で読めるうちに最近の連載部分にまで追いつくと、「FREEチケットで読む」ではなく「●●円」の表示が付いていることに気付く。そう、ここからは有料で読むフェイズへと突入するわけである。

購入して読むなら、Yahoo!ショッピングサイトの割引もチェック!

 「ebookjapan」のアプリで有料コンテンツを購入するには、コインをチャージする必要がある。1コイン=1円換算で、最小100コインからチャージができる。Yahoo!ウォレットに登録のクレジットカード、または新しいクレジットカードを登録して決済となる。

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Yahoo!ショッピングのサイトで利用できるクーポンが配布されている。

 アプリから購入するほか、Yahoo!ショッピングサイトからも電子書籍の購入が可能。ここでは、初回利用時30%オフになるクーポン、2回目以降何回でも使える10%オフクーポンが配布されている。Yahoo!ショッピングサイトからキャッシュレスで購入すれば6月末までは5%還元の対象になるうえ、支払い方法によってはTポイントやPayPayボーナスライトが付与される。

 よって“ポイ活”に励んでいる人なら、Yahoo!ショッピングサイト経由での購入が絶対にお得だ。購入した作品は「ebookjapan」アプリで読め、アプリ経由で購入した作品と同様に管理することができる。

 購入した作品と「1冊無料」の作品は、ダウンロードしてオフラインで読むこともできる。Wi-Fiのある環境でダウンロードしておけば、その都度ビューワを立ち上げるよりもデータ通信料の節約になるだろう。また、「しおり」機能を使えば、次回読むときに読みかけのページにすぐ飛べるので便利である。

大人買いへの誘惑がすごい!

 さて、この「ebookjapan」アプリを使ってみてわかったことは、「一気読みに慣れた人が使うとヤバい」ということだ。ストアにはまとめ買いの割引メニューが並び、「1冊無料」には本当に1冊まるまる読める作品が多いので、ストーリーの途中でブツ切りされてしまうと、「早く次(=有料巻)を読まねば」という衝動が湧いてくる。

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期間限定で9冊無料だった集英社『この音とまれ!』(「ジャンプスクエア」にて連載)は、和楽器の箏(こと)をテーマにした学園マンガ。

 9冊無料の作品を発見した筆者は、「それだけ読めば絶対に満足するだろう」と思い読み進めたら、まんまとハマってしまった。後続の巻がどれだけあるかも確認せず、チャージしては購入……一度ポチりだしたら止まらなくなってしまい、すっかり課金慣れしてしまった。

 自制心のある人であれば、無料で十分楽しめる「ebookjapan」。一気読みで勢い付いてしまう人は、懐具合と相談しながら利用してみてはいかがだろうか。

清談社

清談社

せいだんしゃ/紙媒体、WEBメディアの企画、編集、原稿執筆などを手がける編集プロダクション。特徴はオフィスに猫が4匹いること。
株式会社清談社

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