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【テレ東・2020年度版】女子アナ・ベスト9!次期エース・相内優香が大江麻理子の穴埋め

文=上杉純也/フリーライター
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相内優香(「テレビ東京公式サイト」より)
相内優香(「テレビ東京公式サイト」より)

 2020年現在の東京キー局各局の女子アナの活躍度を野球の打順に見立てて、徹底分析するこの企画。今回はテレビ東京編だ。なお、DH制を採用した打順にしており、10番目にエースとなる投手を入れている。

 上位1・2番には、イキのいい若手・19年入社の同期コンビに切り込み隊長役を任せることにする。1番には今や『モヤモヤさまぁ~ず2』の4代目アシスタントとして大活躍中の田中瞳アナを起用したい。

 自身とは親子ほど年の差が離れているのに、その差をまったく感じさせない進行ぶりは、お見事のひとこと。逆にさまぁ~ずの2人も若い田中アナにデレデレしつつも、セクハラまがいのことまではしないという、絶妙な関係が成り立っている。田中アナは街ブラの途中で見つけたアクティビティ系の施設でも臆することなく身体を張り、笑いを取りにいく姿勢も好感が持てる。

 さらに彼女は金曜午前中に放送されている『7スタライブ』でメインキャスター、平日夕方に放送されている『よじごじDays』で火・金の進行役を務めている。入社2年目にして、バラエティだけでなく生活情報番組もこなすそのバイタリティは”買い”だ。トップバッターとして大暴れが期待できる。

 続く2番の森香澄アナは、競馬ファンにはいまやすっかりお馴染みの存在だろう。『ウイニング競馬』の司会を担当するようになって丸1年たつが、馬券を外した共演者を軽く”ディする”など、茶目っ気たっぷりなところが印象的だ。その一方で、立てるところは立てるといったテキパキした進行ぶりはお見事。

 また森アナといえば、その歌の上手さから『THEカラオケ★バトル』の司会に抜擢されたことで知られている。その美声を同局のほかのバラエティ番組でも多々、披露している点にも注目だ。さらに、田中アナも出演している『よじごじDays』で、彼女も木曜日の進行役を担当している。このように、田中アナ同様、入社2年目にしてスポーツにバラエティ、生活情報番組もこなす多忙な日々を送っているのだ。この同期コンビは長打力もあれば、あるときは確実に出塁を狙う。まさに”超攻撃型”の1・2番といえよう。

 さて、ここからは期待のクリーンナップである。まず、3番には思い切って入社5年目の片渕茜アナを抜擢してみた。片淵アナは現在、『開運! なんでも鑑定団』のアシスタント、『FOOT×BRAIN』のMC、そして『Newsモーニングサテライト』の月~水サブキャスターなどを担当している。

 つまり彼女も前の2人同様に多ジャンルでの活躍が目覚ましいのだが、そこにもうひとつ大きな番組が加わることとなった。産休入りのため番組を卒業した須黒清華アナの後任として『出没! アド街ック天国』の4代目秘書に就任することが決まったのである。実は彼女、風邪を引いた須黒アナのピンチヒッターとして同番組に出演したこともあるので、すでに”実績”がある。つまりは、いきなり戸惑うことはなさそうで、局が誇る人気長寿バラエティでいかなる進行ぶりを披露してくれるのか、期待は大きい。そういう意味を込めての3番抜擢となった次第である。

打線の核は相内優香

 ここで打線の核となる4番だが、正直、誰にするかで迷った。本来なら、局の夜の看板経済情報番組である『ワールドビジネスサテライト』で月・水・金のメインを張っている大江麻理子だろう。だが、彼女は現在、アナウンス部所属ではなく報道局所属のニュースキャスターのため、泣く泣く断念した。そこで、同じ番組で月・水のフィールドキャスターを担当している相内優香アナに任せたい。大江キャスターが不在のときは、メインキャスター代行をこなすこともある。

 また、池上彰氏の特番などでも進行を担当することが多々ある点も評価したポイントだ。つまりは、テレ東の”次期報道のエース”といっても過言ではないのだ。

 報道系の4番に対して、5番はスポーツ系で活躍するこの人の起用となった。入社5年目の福田典子アナである。福田アナは経歴がちょっと変わっていて、テレ東入社は2016年だが、実は中途採用なのである。その前は福岡県のRKB毎日放送の女子アナだった。13年に入社しているから、キャリア8年目になる。

 テレ東に移籍後は即、『モヤモヤさまぁ~ず2』の3代目アシスタントとして抜擢され、活躍したが、番組を卒業した今は完全にスポーツ畑中心となっている。夜のスポーツ番組『追跡LIVE! Sports ウオッチャー』の月・木・日を担当しているほか、ゴルフ・卓球など各種スポーツ中継を精力的こなしている。

 もともと東京オリンピックの取材がしたくて福岡から東京へとやってきた福田アナ。来年開催予定の東京オリンピック取材が実現したあかつきには、より一層飛躍するハズである。その期待も込めての5番起用となった。

 6番は局の朝の顔・秋元玲奈アナだ。17年春からサブキャスターとして『Newsモーニングサテライト』に出演中だが、今年4月から同番組のメインキャスターに昇格。週2日ながら、木・金のメインキャスターを務めることになった。その爽やかな笑顔と語り口は、母になっても健在。ベテランらしい”つなぐ”6番として期待したい。

 7番には、入社4年目の竹崎由佳アナを置いてみた。竹崎アナといえば、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ』で進行を担当しているため、”バラエティ”のイメージが強い。だが、福田アナも出演する『追跡LIVE! Sports ウオッチャー』の金・土キャスターを担当しているほか、片渕アナと交互に『FOOT×BRAIN』のMCを務めるなど、スポーツ番組でも活躍をみせてくれているのである。

 ちなみに、この竹崎アナも福田アナ同様、中途入社組である。15年4月に大阪の関西テレビにアナウンサーとして入社して、17年5月末付で退社した。その直後の6月1日にテレ東に入社しているから、キャリア6年を誇っている。その実績を期待して”つなぎ”も”一発長打”も両方狙える7番という感じを期待している。

バラエティも報道もこなす須黒清華がエース

 続く8・9番にはベテランを配してみた。8番の狩野恵里アナは平日昼前に放送中のニュース番組『昼サテ』の月・火キャスターを務めているが、その一方であの人気バラエティ『家、ついて行ってイイですか?』のMCも担当しているのである。この報道からゴリゴリバラエティという振り幅の広さは、さすがキャリア12年といったところ。長打力に多少の衰えはあるものの、”打つ能力”はいまだ健在という意味で8番に置いた感じだ。

 9番はベテランもベテラン、大ベテランの森本智子アナだ。現在、地上波のレギュラーは『主治医が見つかる診療所』のアシスタントのみだが、不定期に放送されている池上彰氏の番組にも多々、出演している。さらにBSテレ東の『日経プラス10』の火~木と隔週金曜のサブキャスターと、この番組の姉妹番組に当たる『日経プラス10サタデー ニュースの疑問』のサブキャスターを担当している。

 今年で43歳になった森本アナだが、その美貌はいまだ健在。さらに安心安定の進行ぶりはこれぞ大ベテランという感じで、スキがまったくない。こうして最後に狩野アナ→森本アナと並んだことで、上位打線を担う若手たちが安心して伸び伸びと大暴れできる打線となった感じだろうか。

 最後に10人目のエースの座には須黒清華アナを指名した。『出没! アド街ック天国』と『ありえへん∞世界』という、局が誇る人気バラエティ2本に出演。前者ではアシスタントMC(秘書)を、後者では進行役を務めてくれた。さらに『ワールドビジネスサテライト』の火・木メインキャスターを担当するなど、バリバリの報道キャスターとしても活躍してくれたからだ。バラエティも報道も両方こなせる、まさに”二刀流”のエースなのである。

 だが、ここで大きな問題が生じた。片渕アナのところでも触れたが、このエースが21年から産休に入ってしまうのである。その後釜となると、ベンチに控えているのは入社順に佐々木明子アナ(1992年入社)、末武里佳子アナ(98年入社)、水原恵理アナ(99年入社)、倉野麻里アナ(2002年入社)、松丸友紀アナ(04年入社)というように、社歴15年以上のベテランや大ベテランが顔を揃えている具合。

 07年入社の須黒アナの同期・繁田美貴アナは現在、育休中で、残った若手は17年入社の角谷暁子アナ、田中アナや森アナと同期の19年入社組の池谷実悠アナくらいしかいないのが現状なのだ。ここはもう朝の『ニュースモーニングサテライト』の月~水メインキャスターで堂々の風格を誇る大ベテラン・佐々木明子アナの登板しかいないのか……。

 いや、実はもう1人いた。元北海道テレビの女子アナで16年7月にテレビ東京に中途採用された西野志海アナである。今年春からニューヨーク支局勤務となっており、テレビでお目にかかる機会はなかなかないが、このニューヨーク支局勤務というのは、あの大江麻理子キャスターも辿った道なのである。ニューヨーク帰りの”逆輸入”女子アナが脚光を浴びる日が、いつか来るかもしれない。

 ただ、それもこれも18年と20年に採用を見送ったのがその原因だろう。そういう意味では、2021年入社する新人女子アナがいるとすれば、かなり大きな期待がかけられることになりそうだ。

上杉純也/フリーライター

上杉純也/フリーライター

出版社、編集プロダクション勤務を経てフリーのライター兼編集者に。ドラマ、女優、アイドル、映画、バラエティ、野球など主にエンタメ系のジャンルを手掛ける。主な著作に『テレビドラマの仕事人たち』(KKベストセラーズ・共著)、『甲子園あるある(春のセンバツ編)』(オークラ出版)、『甲子園決勝 因縁の名勝負20』(トランスワールドジャパン株式会社)などがある。

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