青汁王子vsライバー、争いの場はSNSから法廷へ…元友人が泥沼の闘争、誹謗中傷も多発の画像1
「SNiii」インスタグラムより

青汁王子」こと実業家の三崎優太氏と、YouTuber事務所のライバーの争いが沈静化の兆しが見えず、双方が法廷での決着を明言する事態となっている。それだけにとどまらず、ほかのYouTuberやインフルエンサーも騒動に言及し、さらに直接関係のないネットユーザーたちがSNSなどで三崎氏やライバーと同社会長・飯田祐基氏を誹謗中傷するケースが増えている。

 争いの種は、三崎氏とライバーが共同で進めていたアイドルプロジェクトにある。三崎氏が1億円を提供し、自らを含めた7名で結成したアイドルユニット「SNiii」が武道館ライブを行うことを目指すというもの。

 三崎氏はこれまでに6000万円ほど投入したものの、ライバー側が示す会計報告に疑問を持ち、自身のTwitterやYouTubeなどを通じ、ライバーが架空請求や水増し請求を行っていると告発している。

 一方の飯田氏は、「何があっても(三崎氏の)味方でいると約束したから」として、公の場で詳細を語ることを拒み続けている。そんななか、ライバー所属の人気配信者「コレコレ」が生配信でこの問題を取り上げ、コレコレが仲裁するかたちで飯田氏と三崎氏は“一旦は”和解した。

 だが、その翌日に三崎氏は“新たな疑惑が判明した”として、SNS上で再び飯田氏とライバーの疑惑を追及。それに対しライバーはプレスリリースを出し、三崎氏が挙げた疑惑に一つひとつ反論。それに対しても三崎氏が「稚拙な言い訳」などと一蹴し、争いは泥沼の様相を呈した。

 三崎氏は「新しい事実も多々判明していますが、司法に判断を委ねることにした」として、舞台は法廷へと移行することを明言。一方のライバーも7月14日にプレスリリースを出し、三崎氏に対して一連のツイートや動画などの削除を求めつつ、架空請求や水増し請求といった不正は働いていないと主張し、「いわれなき中傷については司法において徹底的に争い事実を明らかに」すると述べ、裁判で潔白を証明する姿勢を明らかにした。

 ライバー社の市川茂浩代表取締役CEOは、三たびプレスリリースを出した理由を次のように語る。

「三崎氏からの攻撃に対し、これまでは基本的にリアクションするだけだったが、被害が出始めてきた。取引先などにも影響が出ており、当社の公式見解を出さざるを得ない状況になった」

 そのうえで、三崎氏が架空請求、水増し請求、詐欺などと指摘する事柄に対し、すべて証拠を揃えて反論できる状況が整ったとして、裁判で争って事実を明らかにすると自信を示す。さらに、飯田氏や従業員に対して不法・不当な行為があったとして、刑事事件としても告訴する準備をしているという。

 現在、水掛け論のようにもとれる言い争いが行われているが、そもそもプロジェクトはどのように始まったのかを問うと、プロジェクトがスタートする前に書面で契約を交わしたわけではないと説明する。

「もともと三崎氏と飯田は非常に仲が良く、三崎氏からアイドルプロジェクトを持ちかけられ、急いでプロジェクトを進めたいということだったため口頭での約束からプロジェクトがスタートしている。ただ、契約書は結果として締結している」

 それでも、両社で確認した事項やLINEで交わした会話など、多くの証拠から三崎氏の指摘は的外れで、不当にライバーの名誉を毀損するものだとの見解を示す。また、一部のネットメディアやネットユーザーらが、偏った見識のもとにライバーや飯田氏への中傷を行っているとして、個別に対応していくとしている。

 三崎氏とライバー、どちらの主張が裁判所に認められるのか、傍目には判断がつかない。市川氏も結論は司法の場でなければ明らかにならないだろうとしつつ、通常は企業間の取引として、問題があれば当事者間で話し合い、それがまとまらなければ弁護士を交え、そして司法の場に移すべきであって、いきなりSNSなどで発信する“場外乱闘”を始めた三崎氏の対応に疑問を投げる。

 インフルエンサーとして、ネット上で強い発信力を持つ三崎氏と飯田氏。親しかった友人同士が、裁判にまで発展する争いになった。どのような結末を迎えるのか、注視したい。

20:50追記

 ライバーが刑事事件としても告訴するという動きに対し、三崎氏も詐欺事件として警察に相談し、告訴する準備を進めているという。事態はますます混沌としてきている。

(文=編集部)

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