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永久政権を画策した文在寅の末路…瀕死の韓国は親米反中路線へ、権力争いが激化

構成=編集部
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韓国の文在寅大統領(「gettyimages」より)
韓国の文在寅大統領(「gettyimages」より)

 3月9日に行われた韓国大統領選挙では、野党「国民の力」の尹錫悦氏が与党「共に民主党」の李在明氏を0.73ポイントの僅差で破った。尹氏は5月に第20代大統領に就任し、韓国は5年ぶりに政権が変わる。

 文在寅政権下で日韓関係は戦後最悪といわれるまでに悪化したが、尹政権下ではどうなるのだろうか。また、文政権の5年間で韓国に起きていた異常事態とは何か。以下、元駐日韓国大使館公使で「統一日報」論説主幹の洪熒(ホン・ヒョン)氏が総括する。

永久政権を画策した文在寅の不正選挙

 2017年5月からの文政権は、立法・司法・行政の3権はもちろん、メディアや労働組合などを従北の勢力が掌握、韓国を社会主義・全体主義体制へ変えようとしてきました。尹次期大統領は、この左傾化した韓国を正常化せねばなりません。そのため、韓国では保守勢力と全体主義勢力の衝突は避けられません。

 今回の政権交代は、全体主義の暴政に対して保守国民が立ち上がった結果です。文在寅は今後20年、さらには50年にわたる長期・永久政権を目論みました。ナチスドイツの例を見てもわかるように、全体主義勢力が政権を奪取すると、国民たちが選挙で取り戻すのは不可能に近い。この100年ほどの世界史を見ても、全体主義勢力から選挙で政権を取り返した例はほぼありません。そのため、今回の選挙革命は文明史に残る快挙だったと言えます。

 つまり、全体主義の文政権による自害行動で、韓国の自由民主体制は大量出血で瀕死の状態だったのです。それで、緊急止血の応急措置で命が助かったのです。今回の大統領選こそ、韓国を救うラストチャンスだったわけです。

 文在寅集団は(共産)職業革命家集団です。彼らは、特に司法と選挙制度を革命の手段として使います。それで選挙管理委員会を完全に掌握しました。韓国では、6月1日に全国地方自治体と教育長を選ぶ、日本でいう統一地方選挙が行われます。現行の選挙システムでは職業革命家集団が操作できます。これまでの選挙管理システムを公正なものに変えることこそ、尹次期大統領の急務です。

 つまり、尹次期大統領は、就任の前から選挙管理の無欠性の確保を最優先課題として取り組むべきです。共和制の基本である選挙システムを正常に戻すことが肝要で、これこそ本当の「積弊清算」です。

 たとえば、ソウル市議会議員は110人のうち、諸野党議員はたった8人です。これは、世論操作と現行の不正な選挙システムによってこそ起こり得る結果といえます。日本のメディアは、ソウルに駐在記者をたくさん配置しておきながら、この実情をなぜ取材も報道もしないのか。それでメディアと言えますか。

尹政権で親米反中路線に転換する韓国

 尹氏は2021年7月に「韓国は、韓米同盟の土台の上で価値観を共有する諸国と協力関係を強化すべき」と語り、さらに韓国にTHAAD(地上配備型ミサイル迎撃システム)配備の撤回を求めたいなら、中国も自国の長距離レーダーを撤去せよと言いました。この発言に、中共側は猛反発しました。日本は、日韓関係の改善に焦る必要はありません。米韓関係が正常化すれば、自ずと正常化するはずです。

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