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木下隆之「クルマ激辛定食」

アストンマーティン「ヴァンテージ」、相変わらず獰猛だが現代向けにしっかり調教されている

文=木下隆之/レーシングドライバー
アストンマーティン「ヴァンテージ」、相変わらず獰猛だが現代向けにしっかり調教されているの画像4
アストンマーティンHPより

 とはいうものの、かつてのアストンマーティンの過激な性格は、やや抑えられているように思う。エンジンは過激なパワーを炸裂させながらも、トロトロと街中を流すのに適している。低回転域でも粘り強い。1速でのスタートがマニュアルミッションの基本形だが、それを無視して3速発進に挑んでもエンストの心配はない。例の、猛獣のようにのべつまくなしに吼えまくることもない。そのあたりの調教は、現代のモデルらしく整えられているのだ。

 やれ環境性能や自動運転だと、激辛スポーツカーにとってはアゲンストが吹き荒れる世の中になってしまったが、だからこそ、ともすれば古典的だと思えるマニュアルトランスミッションモデルが魅力的に映る。

 それは、消えゆく古典的モデルへの最後の「未練」かもしれないし、だからこその「魅力」なのかもしれない。アストンマーティンは、その意味ではいまも確かに声高に走りのメーカーであることを叫ぶ。その象徴が、「ヴァンテージ・マニュアルトランスミッション」なのだ。

(文=木下隆之/レーシングドライバー)

アストンマーティン「ヴァンテージ」、相変わらず獰猛だが現代向けにしっかり調教されているの画像5
アストンマーティンHPより

木下隆之/レーシングドライバー

木下隆之/レーシングドライバー

プロレーシングドライバー、レーシングチームプリンシパル、クリエイティブディレクター、文筆業、自動車評論家、日本カーオブザイヤー選考委員、日本ボートオブザイヤー選考委員、日本自動車ジャーナリスト協会会員 「木下隆之のクルマ三昧」「木下隆之の試乗スケッチ」(いずれも産経新聞社)、「木下隆之のクルマ・スキ・トモニ」(TOYOTA GAZOO RACING)、「木下隆之のR’s百景」「木下隆之のハビタブルゾーン」(いずれも交通タイムス社)、「木下隆之の人生いつでもREDZONE」(ネコ・パブリッシング)など連載を多数抱える。

Instagram:@kinoshita_takayuki_

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