「安さ」を失ったユニクロ、客離れ深刻に…客数減&売上減止まらず、勝ちモデル崩壊
文=編集部
5兆円の売り上げの3~5割をネット通販で稼ぐには、2兆円程度の売り上げが必要になる。米アマゾンの14年度売上高は11兆円弱。5年でアマゾンの5分の1以上の売り上げの実績をつくらなければならないことになる。
一方、リアルの世界でもファストリは積極的な展開をみせる。中国や東南アジアで年間100店舗のペースで出店を続ける計画だが、欧米ではユニクロ・ブランドは浸透していない。ブランドの認知度を上げながら店舗の増加の手を緩めない、質と量を両取りする戦略が成功するのか。ユニクロの国内店舗数は850店前後で頭打ちの状況が続くなか、海外事業拡大でさらなる成長を目指すファストリの挑戦に注目が集まる。
(文=編集部)