隅々まで清掃が行き渡り、空気が澄んでいる
20~40代の男性がメインターゲットのようですが、カップルや外国人も訪れていました。店内は活気づいていましたが、加えてもうひとつ注目すべき点がありました。それは、「店内の空気がおいしい」ということです。
清掃が店内の隅々まで行き渡っており、空気が澄み切っていました。同店は非常に古めかしい建物で、お洒落とはほど遠い店構えかもしれません。老舗なのでそれは致し方ないでしょう。むしろ、古めかしい建物が老舗であることを強く印象付けているともいえます。ややもすると古めかしい建物のお店は「汚くてくつろげない」という印象を与えがちですが、店内をつぶさにチェックしてみても隅々まできれいに清掃されていました。かなり細かくチェックしてみましたが、まったく問題ありませんでした。建物は古めかしくても、清掃が行き渡っていることで類まれなる清潔感が存在していたのです。その清潔感が伝わり、店内の空気をおいしいと感じることができたようです。ここからも、食べる前から繁盛店としての一端を感じることができました。
さて、メニューに目を移すと、「とんかつセット」(税込1750円)、「エビフライセット」(同1750円)、「とん丼(カツカレー)」(同1000円)がメインメニューのようです。
筆者は「とんかつセット」を注文しました。店員さんは元気良く笑顔で丁寧に注文をとってくれました。お客は、このようにシンプルな部分に惹かれるものです。
メニュー表に「とんかつ、とん丼は揚げるのに12分程度時間がかかります」とあったので、その間は店内をチェックすることにしました。このように待ち時間を事前にアナウンスしてくれるのは親切です。意外にも、このようなアナウンスをしている店は多くありません。どれぐらい待つのかを事前に知ることができると安心できます。些細なことですが、こういったところに同店の「顧客に対する親切心」を感じることができます。
ペーパーナプキンには「商標登録」とあり、同店の店名が記載されていました。
商標登録により、他者が同じ商標を使用することを排除できます。商標には「専用権」と「禁止権」とがあり、専用権は指定商品について名称を使用する権利を占有するものであり、禁止権は指定商品に類似する商品に商標の使用を禁止する権利です。