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2023.05.10 23:45
2013.03.19 17:00
鮫肌文殊と山名宏和、と林賢一の「だから直接聞いてみた」 for ビジネス
ルノアールの素晴らしき従業員教育の賜物 絶妙なタイミングでお茶が出てくるワケ
担当者 いえ、その時の働いている従業員のミスだと思いますね。
──モーニングセットの時も、お茶はもらえるんですか?
担当者 はい。
──お茶って、お代わりしてもいいんですか?
担当者 はい。
──あのお茶自体は、そもそも何茶なんですか?
担当者 煎茶、緑茶になりますね。
──あれは単品では売ってないんですか?
担当者 そうですね、はい。業者の方から取り寄せております。
というわけで「ルノアールのお茶を出すタイミングは、飲み物を半分飲んだら」というシンプルかつ明確な法則が引き出された結果となった。知らなかった!
つまり、従業員さんたちは、こんなふうに常に目を光らせているのだ。
「あの客、どこまで飲んでるんだ?」
客の飲み物の減り具合を調べるのも、仕事の一環だからだ。できる従業員は、さらに一歩進んでいるかもしれない。
「あの客は3分の1まで飲んだな。もう二口でお茶だな」
細かい。芸が細かいよ、ルノアール。恐れ入った。
これからルノアールで過ごす時は「半分」というラインを意識しながら飲むと、よりルノアールライフが楽しめるに違いない。「半分」のラインを過ぎた時、従業員さんたちはキラッと目を光らせ、ムービングを始めるのだから。
(文=酒平民 林賢一)
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