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「コーヒーの風味を強くしたとはいえ、今まで毎日飲んでいた人が『あれ、ちょっと変わったかな?』と気付く程度のリニューアルです。決して万人受けを狙ったものではないと思いますので、今回の刷新で劇的に客数が増える可能性は低いのではないでしょうか。
たとえば、スターバックスには『新しいフラペチーノが発売されたので行く』という動機が働きますが、コンビニのコーヒーの場合は『たまたま立ち寄ったときに、ついでに飲む』というケースが多いため、来店の動機付けとしては弱いと感じます。
しかし、ブラックコーヒーは本格的なコーヒー好きの人や純喫茶に行き慣れている人が『おいしい』と感じる味になっており、やはり中高年男性には親しみやすさがあるのではないでしょうか。そのため、中高年男性などにきちんと伝わるようなプロモーションを打ち出していけば、客数増につながるのかもしれませんね」(同)
若年層をターゲットにしているファミマや“時短”を売りにしているローソンとは明確に違う、セブンのコーヒー。確かに、少子高齢化が進む日本では、若年層よりも中高年層をメインターゲットにするほうが得策かもしれない。今回の刷新がすぐに客数増につながるわけではないのかもしれないが、文字通り「日本のコーヒーを変える」ことになれば、その効果は自ずと表れてくるだろう。
(文=増田理穂子、昌谷大介/A4studio)
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