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こういったリアル店舗のショールーミング化の逆パターンというのが、楽天ビックのサービスのひとつでもある、ECサイト上で店頭在庫を確認し、取り置きできるシステムですね。宅配だと時間がある程度かかってしまうので、今すぐに欲しいというときにはEC上でピックアップして、そのまま商品を実店舗へ取りに行くことも可能なわけです。
私の実体験なのですが、コーヒーメーカーを買おうと思い、実店舗に見に行ったことがありました。その後帰宅し、気になった商品をEC上で眺めていたら、おすすめ商品として先ほどの店舗に置いてなかった商品をレコメンドされたので、けっきょくそれをピックアップしたうえで在庫のある実店舗へと買いに行きました。このように今までなかった買い物の仕方が生まれていて、また買い物自体もしやすくなっているので、家電ECはこれからもっと伸びていくでしょう」(同)
楽天ビックという一手だけでアマゾンに対抗できるわけではないようだが、楽天が打倒アマゾンを果たすための一ファクターとしては有効ということのようだ。果たして楽天ビックは打倒アマゾンの、そして家電EC市場の現状を変えるための起爆剤となり得るのだろうか。今後も注目していきたい。
(文・取材=A4studio)
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