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酒井萌衣が“一目惚れ”したオシャレな防災バッグが画期的な理由

構成=武松佑季 撮影=森浩輔
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災害の地域性に応じて展開も

 ひとつ、酒井さんに質問していいですか?

酒井 はい、なんでしょうか?

 玄関ドアになるべく馴染むようにと、まず「チャコールグレイ」「チョコレートブラウン」「サンドベージュ」の3色を販売(サンドベージュは6月3日より販売開始)していますが、酒井さんから見て、あったらうれしい色はありますか。というのも、OTEのコンセプトが世の中に受け入れてもらえたら、ほかの色、たとえばピンクやポップな柄といったパターンの展開も考えていまして。そういうのって、若い女性から見てどうなのかなと。

酒井 ひとり暮らしをするくらいの年齢だと、もう大人なので、シンプルな色があれば十分な気がします。私の家は白いドアなので、サンドベージュがバッチリ合うと思いますし。あ、でも災害時は停電が起きる可能性もあるので、バッグの縁に蛍光テープをつけておいて、暗いときは光るようにすると便利じゃないですか?

酒井萌衣が“一目惚れ”したオシャレな防災バッグが画期的な理由の画像5

――おー、いいですね!

酒井 あれ、私新しいアイデアを生み出しちゃいました……?(笑)

 でも、普段から光っていたら気になりませんか……?

酒井 確かに(笑)。眠れなさそうだから、残念ながら却下だ(笑)。

 もし「もっとカラーや柄のバリエーションがほしい」という意見が多いようであれば、そこは検討の余地があると思っています。それに、現状のOTEは都心のマンション住みの方を想定した中身になっていますが、こちらも今後、津波用など災害の地域性を考慮して種類を増やせればと考えています。

「大切な人を思う気持ち」を込めて

――ちなみに、若い方の防災意識について聞きたいのですが、酒井さんは災害時の備えをちゃんとしていますか?

酒井 愛知県の実家は南海トラフ地震が起きたら危ないといわれ続けている場所でもあるので、一応防災グッズは置いてあります。でも、私は都内のひとり暮らしで、正直なところまったく備えはないんです……。親からは「ちゃんと用意しておきなさい」と言われるものの、なかなか行動に移せなくて。同世代の友達との会話でも、災害や防災が話題になることはほとんどないですね……。

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