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マック店長「何が入っているかわからない」 深刻な減収、安全への信用崩壊の表れか?

文=平沼健/ジャーナリスト
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●マクドナルド従業員も強い不安

 東京都内のマクドナルド店舗で店長を務めるA氏は、同社商品の実態について、次のように明かす。

「マクドナルドは極めて高度なオペレーションで管理されており、国内全店舗において同品質の商品が提供されるようになっています。そしてすべての商品が完全に加工された状態で各店舗に配送され、揚げる、焼くなどの最低限の手間でお客様に提供できるようになっています。従って、それぞれの商品に何が添加されているのか、何が入っているのかは誰もわからないところから、いろんな憶測を呼んでいるのだと思います」

 A氏によると、人気商品のチキンタツタなども一枚肉ではなく、一度ミンチにしたものを再度練り固めた成型肉だという。すべての商品を同一の形、重さにするためだというが、「何が入っているのかわからない」という不安は、マクドナルドで働いた人物ほど強く持つ傾向があるようだ。

 つまり、今マクドナルドが直面している売り上げ低迷は、中国企業の不祥事に伴って一時的に客足が遠のいているのではなく、消費者が同社商品の安全性に疑問を持っていることが要因なのではないだろうか。この不信感を払拭するのは容易ではないだろう。
(文=平沼健/ジャーナリスト)

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