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「殺人スライディング」で選手負傷に工藤監督大激怒……プロ野球は「メジャー化」の流れを加速すべきか

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yakyuu0304xs.jpg「AC photo」より

 満員の東京ドームがざわついた。

 3日に行われたプロ野球福岡ソフトバンクホークスVS北海道日本ハムファイターズの一戦。アクシデントが起こったのは6回。日本ハムの攻撃だ。二塁ベース上でソフトバンク川島慶三内野手に、日本ハム田中賢介内野手が”派手”にスライディング。当てられた方の川島は、そのままうずくまり立てない様子だった。

 言い換えれば、日本ハム田中賢がソフトバンク川島にいわゆる「併殺崩し」を行ったのだが、今回はそれがあまりにもあからさまに入ってしまったのだ。

 これを見てベンチを飛び出したのが、ソフトバンクの工藤公康監督。猛然と塁審に歩み寄ると、今のプレーが田中賢の「危険行為」ではないのかと抗議。スタメンの二塁手が負傷退場させられた上に守備妨害さえ取られないのだから、腸が煮えくり返るのも当然か。

 気持ちの収まらない工藤監督は身ぶり手ぶりを交えてアピールするも、それで判定が覆らないのが今のプロ野球だ。結局、退場寸前まで粘り通したが、日本ハムにはゲッツーを免れた一塁走者が残り、ソフトバンクには川島の負傷交代という痛手だけが残った。

 憮然とした表情のままベンチに引き下がった工藤監督だったが、敗戦に終わった試合後も怒りが収まらない。その後、ソフトバンクが今回のプレーに関して、4日以降にパ・リーグ連盟に意見書を提出する意向を示す事態にまで発展した。

 幸い川島は打撲で済んだものの、この問題にはプロ野球ファンの間でもTwitter(ツイッター)を中心に大きく議論を呼び「あれは守備妨害!」「殺人スライディング」「やりすぎだろ!」「危険すぎる」といった数多くの声が上がっている。

 試合中の選手同士による激突の防止……最近、この問題が大きく注目されることが多い。そう、今年からプロ野球や高校野球などに導入された「コリジョンルール」だ。

 しかし、コリジョンルールはあくまで「本塁」での衝突プレーを禁じたルールであり、今回アクシデントがあったのは「二塁」の塁上である。つまり、現時点では本塁に向かう走者や、本塁突入を防ぐ捕手を守るルールはあるが、併殺を取ろうとする内野手を守るルールは存在しないということだ。今回は、そこが問題になった。

 実はこの「併殺崩し」に関する危険行為は、野球の本場アメリカのメジャーリーグでも大きな問題として取り扱われ、今年から「二塁ベース付近で、走者が併殺崩しのスライディングを行うことを禁止する」というルールが導入されている。

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