今年も暑かった夏が終わり、夏の疲れを引きずってはいませんか?
急に涼しくなったことで体調を崩したり、夏の間は普段以上にイベントが多く疲れがとれないまま9月を迎えているという方も多いのではないでしょうか。
「季節の変わり目も元気に過ごしたいけれど、そのために不可欠な自炊を毎日するのは難しい……」
そんなビジネスパーソンの皆様に、コンビニエンスストアでも手に入る残暑バテ対策メニューをご紹介します。
豚の生姜焼き弁当
豚肉には、ビタミンB1が豊富に含まれています。豚肉に含まれるビタミンB1は鶏肉のおよそ6倍、牛肉のおよそ8倍ほどです。ビタミンB1は「疲労回復のビタミン」とも呼ばれるほどなので、残暑バテ対策に摂りたい栄養素のひとつです。
また、ビタミンB1は、糖質を効率よくエネルギーにする手助けをしてくれます。そのため、糖質であるごはんと、ビタミンB1が豊富に含まれている生姜焼きが一緒になっているお弁当は、疲労回復にピッタリなのです。
枝豆
枝豆もまた、ビタミンB1を豊富に含んでいます。今夜の晩酌のおつまみが決まらない方は枝豆にしてみてはいかがでしょうか。枝豆にはβカロテンが含まれており、これは必要に応じてビタミンAとして体内で使われるのですが、主に鼻やのどなどの粘膜を保護する働きがあります。さらに、免疫力強化、ストレスに対抗する働きがあるビタミンCも含まれており、季節の変わり目に風邪をひきやすい人にもオススメです。
カットフルーツ
単身世代の男性で、果物を食べる習慣があるという方はあまり多くないのではないでしょうか。果物にはビタミンCが豊富に含まれており、前述の通り、免疫力強化やストレスに対抗してくれます。特に喫煙習慣のある方は、ビタミンCの消費が多いので、意識して摂ることをオススメします。
忙しいビジネスパーソンの皆様なので、体調を崩してはいられないですよね。毎日の自炊は難しくても、コンビニで選ぶものをちょっとだけ工夫することで、少しでも体をいたわってあげましょう。
(文=北嶋佳奈/管理栄養士、フードコーディネーター)