BRUSANDE(プレート)/899円
続いては、「BRUSANDE(ブルサンデ)」という食器シリーズ。茶碗(399円)や丸い小皿(299円)と並び、白地で長方形のプレートがあるのだが、もしこのプレートを買おうとしていたなら考え直してほしい。
「電子レンジ対応」と謳われているが、その言葉を信じて電子レンジで食品を温めた購入者からは、なんとプレートが「真っ二つに割れてしまった」という声が上がっている。これだけでも致命的だが、テーブルに置いたときの安定性もイマイチなので、実用性はあまり期待できないといっていいだろう。プレートの下4分の1に青い模様があり、和食にも洋食にも対応できる洗練されたデザインなだけに、非常に惜しい商品だ。
KOPPLA(電源タップ)/999円
秋の夜長に限ったことではないが、スマートフォンを充電したり、本を読むためにライトを置いたりと、枕元では電気製品の出番が多いだろう。IKEAの「KOPPLA」は、6個口の電源タップが2つセットで999円というお手頃な商品なので、配線をスッキリまとめるのに役立ちそうだ。
しかし差込口の間隔が狭いので、コンセントの大きさ次第では飛び飛びに差し込まなければならず、6個口をフルで使用できるかどうかは怪しい。電源のオン・オフを切り替えられるスイッチもついているが、ひとつのスイッチで全体をまとめて管理することしかできないため、それぞれに個別のスイッチが欲しいという人には不向きである。
GESTALTA(デッサン人形)/649円
最後に挙げる“買ってはいけない”商品は、「GESTALTA(イェスタルタ)」というデッサン人形。芸術の秋ということで何かイラストを描きたくなったり、学生であれば美術の課題が出たりすることもあるかもしれないが、このデッサン人形を参考材料にするのは厳しいだろう。
なぜなら、関節の数が少ないうえに可動域が狭いため、取れるポージングには限界があるからだ。とはいえ、木製であたたかみを感じさせる人形なので、部屋にインテリアとして飾ったり、子どものおもちゃにしたりする分にはお買い得かもしれない。
以上、IKEAの「この秋、買ってはいけない日用品5選」を紹介してきた。いくら安くてデザインがよくても、用途が限られているようでは損した気分になってしまうだろう。それに、IKEAの売り場面積は巨大で、店内をただ一周するだけでも結構な時間がかかる。その分、ハズレ商品を引いてしまったときの落胆は大きいだろうし、この記事を参考にしながら、買うべき・買ってはいけない商品を見定めてほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)
※表示価格はすべて2019年10月の消費税増税後の価格です